きっかけはソーシャル、ヒントはダイバーシティ、大切なのは思い。

ブロガーかそうじゃないか〜ブロガーになる3つの大切なこと〜

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ツイッターやフェイスブックなどソーシャルメディアの利用者が増えている。一方で、それ以前の個人メディアとしてのブロガーはそれほど増えているようには思わない。

日本では、SNSやブログというよりも公開型の日記が主流をしめていて、メディア的な「情報発信」よりも「交流」「つぶやき」が多い。それだけに2ちゃんねるや、ニコニコ動画のような日本的な交流とつぶやき中心の独特なサービスが生まれ、面白いと思いつつも、僕は「情報発信」としての個人メディア、つまりブロガーがもっと増えて欲しいと思う。

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(c) bwindsストックフォト PIXTA

そういう僕も、12年ほど今のガイアックスというネットコミュニティの会社で日記的なサービスや「あしあと」機能を生み出した会社として、「交流」「つぶやき」を広める役割を果たして来たところもあるし、ブロガーとして本格的に活動開始したのは、昨年の秋からという新参者です。だから偉そうに語ってるんじゃなくって、経験したことをまだ経験していない人に伝えたいという思いでこの記事を書いています。

この3ヶ月、いや1ヶ月ちょっとで僕は変わりました。と言っても、僕自身はもう34歳なので簡単に変わる分けはないのですが、1000以上のシェアや何百ものツイートをして頂けるブログを書くようになって、情報や機会が勝手に集まるようになり、僕自身を知らない、いわゆる読者という方々とつながることができました。それにより身近な人たちの視点や評価も変わり、僕自身の外側が変わったと感じるのです。

同じような体験をぜひ多くの人にしてもらいたいと思い、以下実践して頂くために大切だと思ったことを3つご紹介します。


1.「読者」を意識すること

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(c) Ushico画像素材 PIXTA


オルタナティブブログの審査の後の面談で、ばんちょーこと担当のお姉様に、握手を求めて頂いた後、一つだけ教えることがあると、言ってくれました。

それは、


「これまでの個人ブログと違って、オルタナティブブログで書くということは、ITmediaやオルタナティブブログの読者がいて、良くも悪くも、自分の知り合いだけが読むものではない。」


ということです。このアドバイスはとても有効でした。確かにこれまでは、僕の言いたいこと、伝えたいことだけを書いてました。内容が良いと褒めてくれる知人はいましたが、日記の延長だったと思います。今もそういうのを書くこともありますが、真剣にこれは書きたい、伝えたいと思う記事を書く際は、まだ会っていない「読者」のことを想像して書くようになりました。

それで最初に広がったのが、「社長失格」の板倉雄一郎さんの新規サービス発表会に参加した時の紹介記事です。

『社長失格』の板倉雄一郎氏、社名をSynergy Driveに改め新サービスVoicelink発表

この発表会に参加していない方(=読者)に対して、板倉さんのサービスをできるだけイメージできるように、色んな視点から、また板倉さんが伝えたい内容にできるだけ脚色を加えずに、伝えたい。そういう思いで、読者を意識して書いた結果、読者にも、本人の板倉さん自身にも伝わり、広がって行きました。

板倉さんとは僕は面識はありませんし、会場でお話もしていません。社長失格の読者であり、新サービスに期待を寄せている参加者の一人です。けれどもこの記事を書くことによって、板倉さんの方から連絡を頂けるという機会を得られました。これが、個人ブログやSNSの日記で感想を書くだけや、つぶやきだけだど、そうはならないはずです。


2.感情を込めて「思い」を伝えること

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(c) macky画像素材 PIXTA

僕はブログを書く際にランキング上位に入ることは何ら目的ではありませんでした。ただ、「読者」のことを意識するようになってから、どれくらいたくさんの方に見てもらえたのか、どういう反響がツイッターやフェイスブックであるのかを見るようになりました。それが一つの価値提供を測る指標になるからです。

そういう意味で、先月のアクセスランキングの6位に入るほど多くの方に見て頂けた記事がこちらです。

就活生に告ぐ(ステークホルダーの皆さんも見て下さい)

この記事は、今年の就職活動が開始された12月1日にあまりに色々と思うことがあり、学生のみなさんに、また関係者のみなさんにとにかくその「思い」を、できるだけわかりやすく数字やグラフも用いて、伝えたい人毎に整理して書きました。

もちろん「読者」のことを意識した内容で、タイトルも考え、目次まで作りました。それに加えて、できるだけ自分の体験や考えを論理的というよりも、感情的に伝わるにはどうしたらいいかを正直にぶつけました。

以前のαブロガーブームと今は違います。それはソーシャルメディアが普及しつつあることです。その環境において最も大切なのは、「感情」です。デジタルな0と1の世界を、ソーシャルメディアが人間的にしつつあります。そこで左脳的なロジックや、ノウハウを伝えるような記事ではなく、もっと主体性や個性が伝わる記事を書く。それが今のブロガーに求められ、ソーシャルメディアで広がるのだと思います。


3.記事が「タイムリー」であること

Time
そして、大切なのがタイミング。特に情報が新鮮で「タイムリー」であることが重要です。先の板倉さんのVoiceLinkの記事はイベント終了後、すぐにこもって数時間後に書き上げました。就活生に告ぐも、12月1日のリクナビ・マイナビのオープン後に、ソーシャルメディア上で色んな問題が話題になっている時に1日掛けて書きました。

さらにこちらは今話題になっている「C世代」についてのブログです。

C世代が時代を拓く

正月の日本経済新聞本紙に「C世代 駆ける」という記事があり、また3日にも連載がありました。それに関して思うことがあり、書いたものです。これは連載記事ということもあり、その後も話題になりそうだと思ったし、何よりも新聞記者の視点とは違う自分が知っている、体験していることを、C世代として同じ目線で書きたい。そしてその後の自分を含む同世代に向けて前向きな気持ちと主体者になる行動につなげたいという思いを込めて書きました。

この時最も大事だと思ったのが、タイミングです。内容は良いのに、まだ誰もブログもソーシャルメディアでも話題になっていない。まぁ正月だからそんなブログを書く人も少なかったというのもあると思います。そのタイミングに、今のスマートフォンとソーシャルメディアが普及しつつある環境は、リアルタイムな生の情報ほど広がっていきます。

僕のツイッターのフォロワー数は1300人くらいですが、そこからの広がりや、今年からはオルタナティブブログで書いているこのブログ記事はBLOGOSでも紹介頂いているので、それぞれの読者からリアルタイムにソーシャルメディアを通して広がっていく流れができていきます。もっとフォロワー数が多い人はたくさんいると思いますが、ぜひブロガーとしても活躍することをお薦めします。


最後に

この「読者」「思い」「タイムリー」は、あくまでも僕の短い経験からではありますが、一番大切なのは「思い」、何を伝えたいのか?です。それ以上に、「その結果は何を生み出し、どんな行動をするのか?」です。

一生懸命書いてるつもりではありますが、残念ながら中身は薄いけれどタイトルを工夫してアクセスだけ増やすのは上手いブロガーや、とにかくアクセスさえ集まって自分の利害のことを中心に考えたブロガーにはなって欲しくないです。そうなると、「思い」も感じられないし、その結果生み出しているのは何?という視点が欠けてしまいます。

先に紹介した通り、日本人の日記文化的な交流も好きですし、引き続きユニークなコンテンツがそこで生まれて欲しい一方で、個人メディアとして情報発信型のブロガーが一人でも多く増えることを願っています。

そしてこのブロガー的な活動は今後のビジネスの進め方、スタイルにも影響を与えると思います。旧来の営業手法からの脱却は、まずは自分がブロガーになれるかどうか、ブロガーを会社からどれだけ輩出できる環境にあり、そのスキルやパワーをビジネスの中心に置けるかどうかで伸びる企業、伸びない企業の差すら出てくるものと思っています。かくいう僕も20代のブロガーに、ビジネスパーソンとしてブログが書けないってまずいよねって会話をしている場にいて、これはまずいと危機感を持ったのが去年の夏の話です。今からでも遅くありません。やりましょう。

参考情報






 

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