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10代の男子に人気トップの職業が“プログラマー”だ!

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お風呂上がりに、なにげなくつけていたNHKの番組から。博報堂生活総合研究所によると、10代の男子がなりたい職業の第1位はプログラマー、コンピュータ関係なんだそうです。今回もAjaxのことを書くつもりだったのですが、急遽変更。

以下、10代男子がなりたい職業のベスト3をテレビの画面をみながら急いでメモをしました。

1位 コンピュータ関係、プログラマー
2位 公務員
3位 薬剤師、弁護士、教師、アーティスト

2位の公務員というのが、なんだか泣かせます。それにしても、野球選手とかサッカー選手はどこへ行った? 続いて女子。

1位 保育士
2位 学校の先生
3位 キャビンアテンダント、医師

こちらはさすがにコンピューター関係はでてきませんね。

これを説明していたのはNHK教育テレビの「視点・論点」という番組で、解説していたのは博報堂生活研究所研究員の中村恭子氏。中村氏は、上位に専門性の高い職業(プログラマー、薬剤師、弁護士)が並んだことについて「(いまの10代は)記憶の片隅にも好景気の記憶がない。時代に元気があって昇っていく感覚より、下がっていく感覚をリアルに感じている」ことが背景にあり、それが、専門性が高い職業を選ぶことで安定志向になっていくのではないか、と分析していました。

10代といえば、だいたい小学校4年生から大学2年生のあたりまでと考えると、さすがにスポーツ選手のような夢のような職業が1位になることはないのでしょう。

コンピューター関係の仕事はそれなりに人気があるとは思っていましたが、それにしても第1位ですよ。いま現役のエンジニアのみなさんは、“10代に人気の職業に就いている”先輩として胸を張れると思います。

それに@ITの読者もこれからまだまだ増える、ということでしょうかね :-)

1月17日追記:
コメント欄でご指摘いただいたように、この調査はインターネットを通じて行われたようです。その分のバイアスを差し引いて結果をみなければなりませんね。恐らく下記の結果を番組で用いたのだと思います。コメント頂いた半日庵さん、ありがとうございました。
o 博報堂生活研究所リリース
「『失われた10年』に、生まれ育った男の子の意識 」調査
「1986年以降に生まれた10代女の子の実態 」調査

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