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”情報通信テクノロジは人々を幸せにする”を信条に、IT業界やアジア・中国を見つめていきます。

名刺不要論

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新型コロナ感染防止のためのリアル自粛が徐々に解除されてきたことに伴い、復活しつつあるものがあります。

それは、名刺。

僕自身、すっかり名刺を持ち歩かなくなっていたのですが、最近リアルでお会いしたり、リアルイベントに参加したりすることが徐々に増えてきて、それに伴い「名刺交換」を求められることが増えてきました(復活してきました)。

あー、このまま名刺は復活してしまうのかな・・・と思っていたのですが、面白いことを聞きました。

お会いした米国のスマホ最大手の某企業の社員は、名刺は基本的につくっていないそうです。理由は、お渡しした名刺が悪用されることがあるからとのこと。名刺を持ちたかったら、かなり上位のマネージャーから承認を得なくてはならないということでした。

言われてみればそうですよね。「紙の名刺」がお渡しした先でどのように扱われるのかトレースできないし、アップデートもできません。

そもそも名刺をお渡しした後、どうなるかと言えば、用事があればメールで連絡をとりますよね。いまどき、電話をかけないし、僕に電話をかけてきた人がいたとしても、電話を取り継がないようにしています。用事があるならメールして、と。

コミュニティやイベントでお知り合いになった人たちとは、少なくとも僕らの業界では、メールも使わず、SNS(おじさんたちは未だ未だ Facebook)で繋がることがほとんど。SNSで繋がったら、そこで連絡が取り合えるので何も困ることがない。

そもそも、僕の場合、結構多くの方とお会いしていることに加えて、人の顔と名前を覚えることが不得意なので、顔写真が載っているSNSの方が便利です。

ということで、今後、僕も名刺を持たないようにしようかな。名刺を持つとしても、SNSのアカウントへのリンクかQRコードが書いているだけの紙切れにしようかしら、と思ったりしています。

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