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"攻めのIT" ができる情報システム部門になるために (その4)

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「うちの情シス、ダメで・・・・」 という話を最近何度か伺う機会が続いたので、デジタルビジネス時代に対応する "攻めのIT" ができる情報システム部門へのトランスフォーメーションを考えようと思って書き始めたこのシリーズですが、未だに検討するにあたっての項目出ししかできていない。 本エントリーはその続きである。 いつものように "途中で時間切れ" になってしまって書ききれないと思うので、その点ご容赦いただきたい。

【その1】 では、"攻めのIT" の背景と検討要素として情報システム部門の位置づけについて考えてみた。

【その2】 では、情報システム部門業務の内製とアウトソースについて整理した。

【その3】 では、情報システム部門の人材について整理した。 どのような人材が情報システム部門に所属しているのか? そのような経歴、知見を持った人が情報システム部門のトップであるかということが、情報システム部門全体に大きな影響を与えそうに思えたからである。

引き続いて、情報システム部門について考えるにあたっての検討項目を挙げていこうと思う。

4)情報システム部門および所属している人材の評価の軸

西野大さんにもご指摘いただいたのだが、情報システム部門の評価、部員の評価がどのような軸で行われているかという点も確認しておきたい。 

西野さん曰く、

評価の軸の問題。減点法か?加点法か?「システムが動かない時にクレームが来るだけで、動いていることが評価されない」ような減点法の評価では、IT部門は新しいことにチャレンジしなくなります。当たり前ですけど、当たり前ができていないのが、今の状況。

まさにご指摘の通りであり、また企業の情報システム部門に限った話ではなく、日本のIT業界全体の多くの部署でも同じような問題があるように思っている。

目標を、「システムトラブルをゼロに」、「ミスをゼロに」 と掲げている情報システム部門が少なく無いのではないだろうか? そして目標の達成度評価をする際には、「いかにトラブルゼロ、ミスゼロに取り組み、トラブルやミスを未然防止したか」 という 「起こらなかったこと」 に対する定性的な、または推測的なプラス評価/加点評価があまりなされず、「トラブルやミスの件数」をカウントしたり、「トラブルやミスの影響度」を評価して、マイナス評価/減点評価を行うケースが多いのではないだろうか? このように発言すると、「そんなことはない」 と言う管理職がほとんどだと思うが、現場での評価結果の傾向としては、減点法で評価されてしまっているのが実態だと思う。 

そして、このような評価制度または評価の運用の中では、自ら新しいことにチャレンジをして失敗するよりも、必要最低限のことだけをミスなくするほうが相対的に評価が高くなり、賢い人たちはそう振る舞うことになってしまう。 また、新しいことにチャレンジして失敗した人に対して、周りがバッシングするようなことも起こったりする。

難しいことではあるが、評価の軸も "攻め" にする必要があるだろう。

5)利用する技術/商品/サービスの選定ポリシー

情報システム部門の方針であったり、明確な方針ではないものの長年そうしてきたから、ということで、利用する技術や、購入する製品やサービスの選定にあたっての大きなポリシー(のようなもの)が、大きく分けて以下に分類されるように思う。

a) スイート指向、単一ベンダー指向
安全性、安定性を最重要視し、単一ベンダーの製品/サービス、できれば同一製品群のスイートを利用。 その都度の比較検討をしなくても済み、また組み合わせによる問題や障害(いわゆる相性問題)も起こりにくい。 保守運用や様々なことへの対応する内部人件費も含めた考えるとトータルコストは安いですよ!というTCOの削減(というセールストーク?)に乗ることでもある。

b) ワンストップ指向
単一ベンダー製品ではないものの、いわゆるワンストップサービスを提供する単一の会社から製品/サービスを購入するケース。 その2で内製とアウトソースについて触れた "情報システム部門にリソースが少ない/知識やノウハウが少ない" 状況の場合に、よりワンストップを指向するケースが多いように感じる。

c) ベストオブブリード指向
調達、選択の都度、その度に比較検討を行い、最良のハードウェア、ソフトウェアやサービスを選択し、それらを組み合わせで利用するアプローチ。 プロジェクト毎、適用領域毎にベンダー比較や製品比較を行うことももちろんだが、同一プロジェクト、同一システムの構成検討においても、その構成要素毎に最良の製品/サービスを選択し、組み合わせてシステムを構築することを指向するケースである。 多くのケースは、情報システム部門内部にそういうことができる人材がいるケースが多いが、検討の都度、ワンストップで受けてくれるベンダーを選択しそれぞれ丸投げするというやり方もありそうだ。

というところで、今日も時間切れとなってしまった。 まだ検討項目出しが続きそうだ。

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