セールスジャパンの経営を始め、様々な事業活動に携わるマイク丹治が、日々仕事を通じて感じていることをつづります。国際舞台での活動も多いので、日本の政治・社会・産業の課題などについて、グローバルな視点から、コメントしていきたいと考えています。

今こそ世界に貢献できる日本に!

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トランプ大統領が就任した。やはり報道によればTPP参加には否定的なようだ。以前にもこのブログで書いたように、TPPの効果には様々な見方があり、中国包囲網になりうるのか、あるいは個々の国同士のFTAの方が結果として効果的なのかは明確ではなく、このようなトランプ政権の立場も、ここまで経緯を無視すれば肯定しうるのかもしれない。

問題は、少なくとも報道されている情報によれば、孤立主義というか米国至上主義を貫くような姿勢であり、更にはロシアへの接近やイスラムへの敵対心、中国との微妙な関係などだろう。もちろんこれらがどの程度本気のもので、どの程度ブラフかは、周囲に相応に優秀な人材がいることを念頭に置けば決めつけることは出来ない。

トランプ氏の事業の進め方そのものを直接に体験したわけではないが、ウォールストリートでの経験を踏まえれば、米国のビジネスマンは結構ブラフも使うものだと思う。また、それが時にしてあからさまなこともあるし、あまり意図がに沿ってうまく活用されているとは言えないにしても。米国のビジネスマンはしゃべるのが好きで、自分の実績や経験を一生懸命話すが、それが相手にどのような印象を与えるかについてはあまり良く分かっていないと感じている。ある意味自分たちが偉い、という白人至上の根っこは変わっていないと思う。

いずれにしても、BREXITがあり、トランプ政権が誕生し、相変わらずISやタリバンが活動し、イスラム内で教派の争いがあり、難民問題でECが揺れ、虎視眈々と狙うロシアがいて、インドは停滞、アフリカはさらに人口爆発、南米もブラジルなどで不安定、中国は政権維持のための強硬な運営と格差の拡大、などなど様々な不安定要素が世界に充満する中で、我が国が今一度世界にどう貢献できるかを考えたい。

日本は、これまで恐らく小型・精密を始めとした工業製品で世界に貢献してきたと思われる。そして、その一部の優位性は引き続き保持していると思われるが、残念ながら三次産業など我が国のGDPの大宗を占めるその他の産業分野では、そもそも生産性から見ても国際競争力がなく、且つ世界標準とはかけ離れたガラパゴス化が進んでいる

もちろんその中においてもそれこそアニメとか、わが国独自であるからこそ世界において価値を認められるものもあろうかと思うが、わが国の独自の文化で国際化に向かないものも多々あろうかと感じる。だとすれば、逆にある程度市場規模があるからガラパゴス化した我が国の産業・社会の在り方そのものは、世界に対する発信にならないのか?

もちろん原材料は大量に輸入しているわけだが、少なくとも産業として国内だけで事業を継続できる社会、それこそが一つのモデルではないか?より輸入依存度を減らし、独立に生存しうる社会モデルの提示も一つの方法だろう。その上で、求められるのは一体何なのか?世界の中で生き延びるため、自国を自ら守ることも必要だし、加えて世界に対して平和を訴えかけていくことも重要だ。それらが相まって、我が国が世界の中で引き続き生存権を確保できるのではないか?

未だに海外に依存して生きざるを得ない国が多々存在する中で、独立しても生きていける、あるいは協力し合って生きていける姿を示す、それが戦前のアジア諸国に対する大東亜共栄圏の元々の発想の一部だったのではないか?それが、我が国が欧米列強とは多少なりとも異なる理念を提示できる礎なのではないか?そして、相変わらず白人至上主義を標榜するトランプ政権が、何故米国において白人の一部が劣勢に立たされることになったのかの一つの理由、それが白人だけを優遇しようとしたことにあり、それによって白人の一部が努力を欠いたことにあると、理解することが必要だと感じる。

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