セールスジャパンの経営を始め、様々な事業活動に携わるマイク丹治が、日々仕事を通じて感じていることをつづります。国際舞台での活動も多いので、日本の政治・社会・産業の課題などについて、グローバルな視点から、コメントしていきたいと考えています。

振り返るのも大事なこと

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ようやく昨日概ね仕事を終え、今日は年賀状書きだ。いつも段取りが悪いせいかバタバタで、あまり思い起こしている時間などないのだが、ふとこれまでの来し方を振り返ってみて、一言。

思えば、電話やテレビどころか、冷蔵庫や洗濯機もなかった子供時代から60年弱が経過して、ずいぶん便利で豊かになったと感じる。だが、一方で物騒な報道は増えているし、いろんな意味で人の間の距離は大きくなってきてその分ギスギスしているようにも感じるし、先が見えなくて何となく暗い色が社会全体を彩っているようにも思える

いつしか、昔の年末年始の趣きはなくなり、こなすだけの正月になってきているように感じるのは、私だけか?偶々東京での活動を中止して田舎で農業に従事していた知人が、この年末に宣言し、このまま田舎で過ごすということを決めた。お子さんの教育、家を買った、など様々な理由はあるようだが、要は修身・家斉・治国・平天下、まずは自分を律し、家族を養うことからという精神だと感じている。

この話を今一緒に仕事をしている知人にしたら、自分もそうしたかったが、覚悟と必要な私財がなかったと言っていた。戦後の荒廃から立ち上がった時、我が国は個人の幸福が企業の成長にそして国家の発展につながるという社会の仕組みが出来ていった。もちろん国際情勢など、これを可能とする条件はあったわけだが、だがこの形が成立していたのは事実だし、国民は皆前を向いて笑顔だった。

過去を振り返ることは後ろ向きと称されるが、果たしてそのように否定的なことだけなのだろうか?戦後の日本にしても、或いは思いの外エコで、犯罪が少なく、皆が自由に暮らしていた江戸時代など、ひょっとすると今より経済的な点は別にしても、精神的に豊かだったのではないか?

何も過去に縛られる必要はない。だが過去から学べることは沢山あるはず。そしてこれは社会や国家だけでなく、個々の一人一人も同じこと。正月とは、そんな振り返りのためにある、買い物もせずに来し方行く末を想ってみるときだと思う。

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