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プログラミングでメシが食えるか!?

提案用のプロトタイプを作るときのポイント

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先週の月曜日(11月7日)に、「この相談をできるのは「おたく」しかない、と言われるとうれしい」で書いた、「プロトタイプを作って提案する」件の、プロトタイプの目処がつきました。今週末が次の打ち合わせなので、まだもう少し余裕が残りました。さらに具体的な検証もしておく予定です。

プログラマー社長と言っていますが、実際にプログラミングをしている時間はかなり少ないもので、実質週に二日分くらいかもしれません。まあ、移動中や帰宅後、土日も合わせるともう少しあるかもしれませんが。今回のプロトタイプも実質的には二日で目処がついたくらいですが、1週間経ってしまったという感じです。

こんな感じに進めるときのポイントとして、私は次のように考えています。

・定期的に進捗を伝える
 二日に1回くらい(とくに最初のうちは頻繁に)メールなどで、「こういう検討をしている」「現状の課題はこんな点」「こんな感じで作ってみようと考えている」などと、やりとりをしました。相手は「本当に対応してくれているのか?」「2週間後まで待っていて大丈夫か?」と不安になるものです。期日が決まっていても、途中でのやりとりはとても大事です。

・多少は余裕を見た期間を伝える
 自分自身では二日程度で目処をつける自信はありましたが、他の仕事や割り込みの状況を考えると、1週間でもちょっと余裕が足りないと感じたので、2週間とお願いしました。もちろん、相手がもっと急いで欲しいという感じであれば短縮はできますが、期待させて裏切るのは最悪ですので、多少の余裕は欲しいところです。

・周りもフル活用
 以前同じような仕組みを使って実現したソースを参考にするのはもちろん、関係していたメンバー達にもどんどん相談しておきました。構成を考えたら「こんな感じで行けると思う?」とメールで流し、課題が出てきたら「こういう問題があるけど、何か良いアイディアある?」と聞き、過去の資産や周囲のメンバーもフル活用します。

・プロトタイプはできるだけ自分で作る
 今回のような、「提案のためのプロトタイプ」は特に自分で作るのが一番だと考えています。提案する際に全てを把握しておけば、どんな質問がきても答えられますし、議論になっても効果的な発言ができます。誰でも作れる部分はともかく、それなりに工夫が必要なものは、やはり自分でしっかり把握している方が安心です。周囲のメンバーから情報やサンプルをもらったとしても、自分でしっかり理解して組み込まないと、提案の質が下がってしまいます。

本当はプロトタイプの技術的な自慢をしたいところなのですが、そこはNDAの壁がありますので。。

今回の提案が流れたとしても、この技術はかなり他にも応用できるものなので、私としてはタダでもなんでも絶対にやっておきたい内容だったのでした。

少しだけ肩の荷が下りた気分ですが、まだまだ他にもやることは溜まってます。。

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