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マーケティングのはじめの一歩は消費者を理解することから。変化する消費者動向をとらえるためには仮説が大事。このブログでは消費者理解のための様々な仮説をデータに基づいてご紹介。商品開発・ブランディングのコンサルタントとして、あらゆる市場のイノベーションを目指して日々格闘している大久保惠司がお届けします。

おそまきながら、「2012年のよげん」スライドをアップしました。-消費者理解コトハジメ-

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 私が所属する株式会社コプロシステム 商品計画研究所では、年に何回かマーケティングセミナーを開催し、お客様との情報交換の場としています。中でも毎年1月に必ず開催しているのが「よげんの書」というシリーズで、例えば、今年実施したものは「2012年 よげんの書」。内容は様々なデータや事象などからその年におこりそうなことを20項目程度挙げ、解説をするというものです。会場が狭いため、すぐに満席になってしまうので、何回か開催するというのが通例になっています。まあ、市場のトレンドを肴に新年会を行う、というノリです。

 「よげんの書」というのは浦沢直樹さんの長編マンガ「20世紀少年」の中に出てくる小学生が想像で描いた未来のストーリーです。よくシンクタンクの人達などが「トレンドを予測する」などと言いますが、誰にも未来のことなどわかるはずもありません。しかも、その結果を、当たったとか当たらないとか、占いのように評価しているが現状です。そもそも、私程度の人間が「予測」などと言うのもおこがましいので「予言」くらいにしておいた方がいいと思い、勝手に使わせていただいています。(浦沢先生、すみません。)

 昨年、「2011年 よげんの書」のスライドを「Slide Share」というサービスに登録したところ2000以上のviewsをいただきました。このことに気を良くして、今年もアップするつもりでした。ところが、忙しさにかまけすっかり忘れていたのを、先日知人が指摘してくれて...。ということで、おそまきながらアップしました。

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 今年1月に行ったよげん 20

    1. 格差が当たり前の社会になる
    2. 抗議する社会の到来
    3. 財布のひもはますます堅く
    4. 貧乏でも幸せな暮らし方が普及する
    5. たくさん持つことがかっこ悪くなる
    6. ノマドワーカーが増える
    7. 新時代の長屋が登場する
    8. 男の家事進出が進む
    9. なでしこパワーはまだまだ続く
    10. マリッジスルーの女性が増える
    11. ひとり時間を楽しむ人が増える
    12. コンビニの食品スーパー化が進展する
    13. 食品のキット化が進展する
    14. 癒し系から汗水系へ
    15. 黒船→開国のパターンが一般化する
    16. 店の在り方が変わる
    17. ローカル(地方)の逆襲
    18. 無名店が無くなる
    19. 無名の人もいなくなる
    20. 個人の時代の胎動が始まる

 2012年 よげんの書 のスライドのサムネール
スクリーンショット 2012-04-26 14.49.22.png
さて、予言が当たったかどうかは、年末までのお楽しみです。(やっぱり私も当たるかどうかで判断してますね)
気になる方はどうぞご覧下さい。→




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