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アフィリエイト広告業界におけるシステム間の連携ってなんだろう(概念編)

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久しぶりの投稿です。

今回はリワード(とかアドネットワーク)におけるシステム間の連携についてです。この業界に入って、計測周りの理解を深めると同時に、このシステム連携の概念を理解するのに、とても時間がかかった気がします。このシステム連携を理解する上で、リワードを実現させるための登場人物を知る必要があります(以下、敬略称)。まず概念を知ることが必要になりますので、今日の投稿では概念編として、明日システム編を投稿予定です。

  • クライアント 広告を出したい会社(または人)
  • メディア 広告を掲載する媒体
  • ユーザ メディアを利用するユーザ
  • リワードシステム 私の所属するとこ

この辺の登場人物については、以前このブログに書いたことがあるので参考にしてください。
そもそもリワード広告ってなんだろう?
http://blogs.itmedia.co.jp/jinmsk/2012/02/post-c1bb.html

さて、本題のシステム連携。

なぜ連携するのかというと、リワードシステムというのは、はじめに説明したように、クライアントとメディアの間に入っているわけですが、逆をいうと、そのどちらもなければ成立しません

例えば、クライアントが1日で1000ダウンロードをプロモーションによって獲得したいとします。そして私たちの会社にその発注があって、提携しているメディアに配信を行います。その配信(広告を掲載)するメディアがそれぞれ1日で100ダウンロード(在庫と呼んだりします)できるメディアであった場合、10メディアが必要になります。図にするとこんな感じです。

20121129_img1

メディアの規模にもよるので、そこは担当者が調整して入稿(広告掲載依頼)を行います。

そこで、1日で100ダウンロードできるメディアを、5メディアしか提携していない場合、1日で500ダウンロードしか見込めず、クライアントの要望を満たせません。そこで必要になるのが今回のテーマ『システム連携』になります。簡単にいうと他社が提携しているメディアに広告を掲載してもらうといった感じになります。

20121129_img2

なぜにこういった連携が必要になるの?

クライアントは、それぞれに出稿したらいいじゃないか?といった疑問が出てくるかと思います。いろんな理由があります。

メディアによっては、年齢層とか性別・地域などいろんな属性があります。アプリのプロモーション戦略(「女性がたくさんいるメディアに出稿したい」や「30〜40歳台が多いメディアに出稿したい」といったこと)があり、「このメディアとこのメディアに掲載したい」といった場合でも、システム(代理店)が提携していなかったら出稿できないので、それぞれのシステムを通さなければいけません。そのため、下のようなことが理由に挙げられます。

  • 出稿するところをひとつのシステム(代理店)に任せ手間を省きたい
  • アプリにそれぞれのシステムにあった計測SDK(*1)組み込む必要があるためその手間を省きたい
  • 大人の事情

3つ目はいいとして、クライアントの手間を省けるというメリットがあります。特に計測を行う上でクライアントアプリにSDKを組み込んでもらう場合が多く、それぞれのシステムのSDKが存在する(*2)ため、開発工数もかかってしまう場合があり、このシステム連携が必要になるといった感じです。また、リワードシステム視点でみると逆の(他社クライアントを自社提携メディアに出稿する)ケースもあります。

さて、概念についてはこんか感じです。

明日はシステム連携についての仕組み的なところを説明していきます。システム連携について一言でいってしまうと「クリック時のセッションを引き回して、成果発生時に返却する」といったものです。この数少ないキーワードで理解できる人は100人に1人くらいなので、一般的ではありませんので少し細かめに説明したいと思います。

 

2012/11/30追記
:アフィリエイト広告業界におけるシステム間の連携ってなんだろう(仕組み編)
http://blogs.itmedia.co.jp/jinmsk/2012/11/post-9a6f.html

 

*1 SDK(Software Development Kit)
リワードを行う上でユニークIDの生成や成果通知を行うプログラムがひとつになった開発キット。それぞれのOSの開発環境(iOSだったらXcodeやUnity、Titaniumなど)にあったSDKを使用する必要があります。

*2 SDKの組み込みについて
メディア側にSDKを組み込むことによってリワード計測も可能(その場合はアプリ面での掲載のみ)ですが、ウェブメディアへの掲載が行えなかったり、出稿するメディアを跨いだ場合のユニークカウント(重複チェック)が行えなかったりするため、適切なリワードプロモーションを行う上でクライアントアプリへのSDK組み込みは必要だと考えています。また、海外リワードネットワークとの連携などもあるため、別の機会に書きたいと思います。
SDKで行う計測の概念的なものを以前ご紹介しているので、下記を参考にしてください。
初めてのリワード広告① - 仕組み編
http://blogs.itmedia.co.jp/jinmsk/2011/12/--d365.html

初めてのリワード広告② - 計測編
http://blogs.itmedia.co.jp/jinmsk/2011/12/--4d3a.html

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