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Web 2.0 + SNS エバンジェリストとしての仕事

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最近お会いした広告代理店K社のTさん。熱い男です。一番驚かされたのが、Web 2.0とSNSに対する理解度の深さ。相当勉強しているなって、すぐにわかりました。こうなると話が早い。「Web 2.0+SNSで、一緒に日本のビジネスを変えよう!」ということで意気投合しちゃったわけです。自慢じゃないですが、私も根が単純ですからね。それと、Tさんは筋金入りのソウル・ミュージック好き。ミクシィで、ソウル・ミュージック好きのためのコミュを自ら立ち上げているほどです。

実は、私も大のソウル・ミュージック好き。といっても、フィーリー・ソウル(フィラデルフィアを中心としたスイートなソウル・ミュージック)専門なんですが。次回は、最初にビジネスの話をして、それからソウル・ミュージックの話題に移る予定。どっちも大事なんです。

ところで、昨日は、誰でも知っている大手メガバンクの関連会社トップの方たち5名を相手に、SNSとLooopsについての説明を行う機会を頂きました。ほとんどの方が、SNSについてもミクシィについても「名前くらいなら聞いたことがある」、という程度。それでも、熱心に聞いて頂き、私の説明が質問で何度も中断するほどの熱気でした。

最近、いろんなお客様にSNSの説明をしていて感じたこと。それは、SNSのことを知っている人、がまだまだ少ないということです。だいたい、以下のパターンに大別することができ
ます。

① SNSもミクシィも知らない・聞いたことがない
② SNSもミクシィも聞いたことはあるが、ミクシィには登録していない
③ SNSもミクシィも聞いたことはあるし、ミクシィにも登録している。でもあまり活用していない
④ SNSもミクシィも聞いたことはあるし、ミクシィもかなり活用している

そして、圧倒的に①と②のパターンが多いのです。でも、これは考えてみれば当然の結果かもしれません。だって、SNSのユーザー数は716万人(2006年3月時点)。これは、日本の人口のわずか7%に過ぎません。ちなみに、米国は全人口の25%、韓国は全人口の30%がSNSユーザーです。そういう意味では、日本のSNSは、まだまだこれからなのです。

当然、プレゼンをする時も注意が必要です。上の③と④の場合は、いきなり「SNSをビジネスに活用するためのポイントは……」といった本題から入ることができるのですが、①と②の場合はそうはいきません。最初に、SNSというものをある程度理解してもらう必要があります。

いろんなプレゼンの方法を試してみたのですが、一番効果的なのが、ミクシィを実際に使ってみせる方法。ミクシィを実際に使ってみせることで、SNSに対する理解がかなり高まります。ああでもないこうでもないと、紙で説明するより、実際に目で見てもらう方が早いというわけです。1時間くらい時間をかけてミクシィの説明をするだけで、その後の反応がまったく違ってきます。

Web 2.0 + SNS エバンジェリストの仕事は、まずWeb 2.0とSNSのことを理解してもらうことです。そして、そこが十分にできてから、ビジネスの話に入ります。だから、時にはビジネスの話に発展することなく終わってしまうこともあるわけです。でも、それはそれでも構いません。今はWeb 2.0とSNSのことを知ってもらうことのほうが重要だからです。

そうそう、最近ある人に聞かれました。
「エバンジェリストに必要な資質ってなんですか?」
「そりゃあもちろん体力ですよ!」

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