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ソーシャルメディアの可能性

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昨日は、夕方から夜にかけて渋谷でお客様との打合わせが2件。夜の8時には2件目の打合わせが終わったこともあって、寄り道もせず昨日はそのまま家に帰りました。渋谷で仕事が終わって、そのまままっすぐ家に帰ることって珍しいんです。たいていは、一人でも『BYG』あたりに寄って、時間をつぶしてから帰るんです。昨日もお伝えしたように、相当体力的にバテていたんですね。でも、昨日はおかげさまで早く布団に入ることができました。そのせいか、週末だというのに今日は絶好調です。

渋谷は、私にとって想い出の多い町です。なぜなら、東京に出てきて最初に住み着いた町だから。18歳から約8年間住んでいました。一番多感な時代を過ごした町だということになります。もちろん、私が住んでいた頃とは、町はすっかり様変わり。それでも、『BYG』をはじめ、18歳の頃から通っていた店がまだ数件は残っています。懐かしさもあって、渋谷に来るといつもはついつい寄り道してしまうんです。

今日はソーシャルメディアの可能性について考えてみます。私が考えるソーシャルメディアの可能性は、ざっとこんな感じです。

① マスメディアにも「もの言う集団」

ソーシャルメディアは、マスメディアにとっても無視できない存在となるはずです。以前もこのブログで紹介したことがありますが、米国では、「BloBurst」という、ブロガーの投稿した記事をマスメディアに対して提供するサービスが注目を集めています。ソーシャルメディアでも同じことが可能になります。「BloBurst」と同じように、コミュニティの意見が、新聞社をはじめとしたマスメディアに向けて配信されるような現象が起こるはずです。たとえば、社会から認知されたソーシャルメディアとしてのSNSが、新聞社を始めとしたマスメディアに対して、ニュースやコメントを有料で提供するような現象が考えられます。それぞれの専門性を持ったソーシャルメディアとしてのSNSは、貴重な「ものを言うその他大勢の集団」として、社会的にも高い評価を得られる可能性を秘めています。

②  全員が情報の発信者になれる

ソーシャルメディアの登場によって、世論のあり方も完全なクロス方向的なコミュニケーションの世界に変わることが予想されます。その他大勢の誰もが、ニュースやコメントなどをはじめとした情報の発信者になれる世界が、ソーシャルメディアによって可能になります。そして、誰もが情報の発信者になることで、ニュースのありかた自体が変わることが予想されます。たとえば、今までのマスメディア中心の世界では考えられないような斬新な意見が生まれたり、多くのスクープが生まれる可能性が出てきます。

③ 埋もれた人材の発掘

ソーシャルメディアは、今まで埋もれていた人材の発掘も可能にします。マスメディアが支配していた世界では、特定の権威ある団体に所属しているか、それなりの知名度がなければ、自分の意見を発信することなど不可能でした。ある特定分野のスペシャリストであったとしても、マスメディア側にいなければ、その専門知識を活かすことができなかったわけです。そうした埋もれていた人材に対し、ソーシャルメディアは、自分の専門知識を活かしながら自分の意見を述べる場を提供することができます。ソーシャルメディアは、知られざる「天才」を世に送り出す可能性を秘めています。

以上が、私が考えるソーシャルメディアの可能性です。すぐには無理でも、質の良いCGMがもっと生まれてくることで、こうした世界が可能になることを信じています。

※ 「渋谷BYG」コミュ、mixi内に立ち上げています。大した活動はしていませんが。。。

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