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今日からプロダクトキーを即時発行。無償でAzureを使えるのはあと2ヶ月、検証はお早めに

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朗報である。これまで1週間ほどのリードタイムを必要としていたWindows Azureの
開発用トークン発行であるが、本日よりプロダクトキーを即時発行ができるようになった。
これでより気軽にWindows Azureでのクラウド開発を体験していただける。
なお、CTPビルドに関しては、少なくとも11月の商用利用開始までは無償でお使いいただける。
tech・edの私のセッションでお約束したとおりのタイミングで実現して少しほっとしている。

どのみちどこかの段階でクラウドでのアプリケーション開発や、自社パッケージのSaaS化
などを検討するのであれば、商用利用が開始されて環境の利用が有償になる前に、
Windows Azureのなんたるかを体験し、早めに経験値を積んでおいていただきたいものである。

1. Live IDを取得して、
2. www.azure.comにアクセスし、
3. Try it nowのリンクからMicrosoft Connectで必要情報を登録すると、

Connect

Windows Azureのプロダクトキーが発行できるようになる。
Live IDの取得も、Windows Azureのプロダクトキーの取得も、SDKも無償であるため、
例えば1つのアプリケーションを試す場合でも、それぞれのビルドごとに環境を用意して、
挙動の違いを見てみる、といったことも、現時点においては余計なコストをかけることなく
実現できる。使い放題を満喫して検証を進めていただきたい。

8月から公開CTPが始まっているSQL Azureについても、以前より時間がかからなくなっている。

$0.12/時間と発表した使った分払いモデルでは、ストレージやネットワークトラフィックに
対しても課金されるため、これらを多く使うような検証・テストは今のうちにやっておいた
方が得策だろう。11月の商用開始以降に変更になる機能や仕様もまったくないわけではないが、
それほど大きな変更はない予定なので、現在利用可能な2008CTPビルドの環境をターゲットに
準備を進めていただいて問題ないはずだ。

自分ではコードを書かないという方も、とりあえず"Hello Azure"だけでも自分の手を動かして
開発やデプロイを体験してみていただきたい。使い方がよく分からないという方はこちらの
トレーニングキット
が助けになるだろう。現在は英語版のみの提供だが、熱意あふれる
ユーザーグループの手で翻訳も進行中
と聞いている。諸々の準備が整うのも待つのもよいが、
どうせ後でやるつもりなら早めの着手で無償期間を有効に活用してはいかがだろうか。

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