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フランクフルトで知った元SuSE社員のそれぞれの人生

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16112005_001_sLinuxWorldに出席するため、ドイツ・フランクフルトに来ています。欧州最大規模のLinuxイベントをうたっているLinuxWorld Frankfurtですが、今年はIBM、Sunが出展しておらず、ちょっと盛り上がりに欠けるな、というのが正直な感想。

ドイツといえばSuSEの本拠地。Novell傘下となったいまでも、開発拠点はニュルンベルグにあるそうです。そのNovellに取材をしたのですが、インタビューに応じていただいたHolger Dyroff氏(写真右)に、先日の創業者の退社について話したところ、彼のお兄さんも創業者の1人だったことが発覚。お兄さん(Roland Dyroff氏)は一時期SuSEのCEOを務め、2001年に退職したそうですが、Holgerさんは入社12年目のベテラン社員です。「Linuxが拡大していく現場を見るのは楽しい」とHolgerさん、当分はNovellで活躍するようです。

15112005_001_s数学者だったというお兄さんですが、現在は経済学を勉強中とのこと。先のHubert Mantel氏の退職後、合計4人いたSuSE創業者のうち、Novellに残っているのはたった1人になったようです。もう一人、創業者ではありませんが、昨年インタビューしたNovellの人が、今年はOpenXchangeに転職していました。このコースを歩んでいる人は他にも何人かいるようです。

プレスルームには、主催者側、プレスともに昨年とほとんど同じメンバーが揃う。「変わらないのは私たちだけかも・・・・・・」とは、あるフリーランスの記者の言葉。

なお、Novellはドイツの技術系学生の就職したい企業ランキングで、3年連続トップ1なのだそうです。

*写真は、会場となったメッセ。フランクフルトのメッセは、毎年秋に開かれるブックフェアで有名だ。

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