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SAPがベンチャー投資事業を強化、新しい投資ファンドを発表ーー資金は14億ドルに

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SAPがベンチャー企業に投資するSAP Ventures事業を強化する。新たにSAP Ventures Fund IIとして6億5000万ドルを用意することを発表した。

ドイツ企業のSAPはSAP Venturesを米パロアルトに構えており、Boxなどの企業に投資してきた。SAP Ventures Fund IIは、2011年に3億5300万ドルでローンチしたSAP Ventures Fund Iに続くもの。SAPはHANA向けの4億500万ドルのSAP HANA Real Time Fundも持つ。今回のFund IIにより、SAP Venturesの総資産は14億ドルに達することになる。今年に入りIPOまたはM&Aしたベンチャーはすでに12社、この中にはフラッシュストレージのViolin Memoryもある。

SAPは創立41周年とソフトウェア業界では老舗だが、デザインシンキングの取り入れなど、いい生まれ変わりをしているように見える。

欧州のソフトウェア市場は拡大しているが、最新のTruffleレポートによると一部の企業が大きな売上げを占める“一人勝ち”ならぬ“一部勝ち”の傾向が顕著になっている。SAPはもちろん欧州最大手。国別にみると、SAPのおかげでドイツは欧州ソフトウェア市場の5割近くを占めている。次いで英国の14.8%、フランスの10.9%ーー欧州経済をきちんと反映しているといえる。

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