「動くセカイカメラ」で確認してきたこと
ファッションイベント「rooms」で、セカイカメラを見てきました。頓知・の井口CEOとは初めて、CTOの赤松さんとはApple StoreでのIAMASイベント以来。で、動いているセカイカメラは初めて。
ITmedia用にセカイカメラの記事を書きましたが、書き終えたのが遅すぎたので掲載は明日以降になります。すいません>関係各位。
追記:掲載されました。松村さんの記事もあがってました:
・セカイカメラがどんなトンチでできているのか、中の人に話してもらった - ITmedia News
・松村太郎のiPhone生活 番外編:世界をクリッカブルにするオープンプラットフォーム──「セカイカメラ」
わたしのブログエントリーとしては未踏の500オーバーのはてブをもらった昨年9月10日のこの記事:
・【世界カメラ】iPhoneを電脳メガネにする「Sekai Camera」がすごい件【セカイカメラ】
に書いておいたユーザーインタフェースの推測が、おおよそ合致していたのでちょっとうれしかった。
近接したところにある情報については、これはiPhoneの仰角を加速度センサーで検知し、持っている位置(胸くらいの位置)に対して、タグ付けされた情報を配置する。その位置にある情報は、ちょっとズルすれば、自分を包み込む円筒のように配置しておき、それらを左右にスクロールさせることで希望する情報を配置する。もしくは、見えている範囲に、位置的に関連するタグをすべて左右に配置する、ということなら可能かもしれない。
少なくとも、タグ付けされたアイテムは、画面内にあるわけだから、外れていないように見せることになる。
さらに、加速度センサーで左右への移動を検知して、その円筒スクロールをさせればさらにリアル感は増す。
現物を見ていない、もとまかさんのこの記事に書かれていた推察がすばらしい。
あと、カメラアプリのDecorRealityがセカイカメラのための観測気球だったというのも確認できてうれしかった。
・iPhoneでのARは間近? ライブビューでのオーバーレイを実現した「DecorReality」
セカイカメラは別にiPhoneに固執しているわけではなくて、Androidでも専用デバイスでもOK。現在のiPhoneに電子コンパスがないからユーザーインタフェースでの「ごまかし」が含まれている。
「正確な測位」を追求していったら実現は何年後になるかわからない。早い時期でのスタートを考えれば、このくらいの精度でごまかせるレベルでタグ付けを始めるというのは実に正しい判断だと思います。
関連記事:
2009-02-18ファッション展示会ついに自分で動くセカイカメラを見ることができ、頓知・のCEOとCTOにミニインタビューをしました。それをITmedia Newsに掲載した記事です:
・セカイカメラがどんなトンチでできているのか、中の人に話してもらった - ITmedia News
CloseBoxに掲載前日書いた、記事の補完的なエントリー:
・「動くセカイカメラ」で確認してきたこと
・セカイカメラ、Twitter、裏セカイカメラと便所の落書き
同じ日に掲載された松村太郎さんの記事:
・松村太郎のiPhone生活 番外編:世界をクリッカブルにするオープンプラットフォーム──「セカイカメラ」
林信行さんのブログエントリー2本:
・nobilog2: セカイカメラ、世界デビュー
・nobilog2: セカイカメラ in action
2009-02-17掲載のTechCrunch記事:
・現実世界をiPhoneでタグ化するSekai Camera。プロトタイプも素晴らしい
2009-02-17掲載:日本で最初にβ版を目撃して書いた、AppBankの記事:
・Sekai Camera - セカイカメラ 世界初お披露目 | AppBank
・Sekai Camera Hands On - セカイカメラを触ったよ。 | AppBank
井口CEOの個人ブログ:
・頓智・からの初プレスリリース(一日遅れ)
赤松CTOの個人ブログ
・セカイカメラ、roomsに登場
・セカイカメラ@roomsの内側