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edxから考える大学の未来 パート2

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Salad

*週末にサラダ山盛り食べて、野菜食べだめ。

edX(エデックス)とは、MITとハーバードが共同で創立したプラットフォームで、世界中の学生に無償で多岐な分野にわたる授業を提供しています。36校の大学が参加しているのですが、このプラットフォームを創立したMITとハーバードは、27~29講座を公開しています。その他の大学は1~5講座くらいで、東京大学は2講座、京都大学は1講座でした。

これを見て、お笑いの吉本興業がテレビに出るか否かを決断した時の話を思い出しました。

その昔、テレビが世の中にではじめた頃、吉本興業は劇場で舞台をやっていましたが、テレビに進出するのを躊躇したそうです。その理由は、テレビで誰でも無料で舞台が見られるようになったら、収入源である劇場に人が足を運ばなくなるではないか?というのを心配したのだそう。でも蓋をあけてみたら、テレビで露出を増やせば増やすほど劇場に人が増えたのです。

私もedXを見たとき、無料で全部見れるようになったら、わざわざ大学に行く必要がなくなるじゃないかと思いました(それを書いたのが、この投稿)。でも、何度か見てるうちにMITに行けばこんな面白い先生と直接話せるのかと思ってきました。

edXは、レベルの高い大学の授業を世界中の学びたい全ての人がアクセスできるようにしよう!という目的を掲げていますが、大学側の副次的なメリットとして、留学生の獲得も出てきそうですね。

ネットでの情報が増えたとはいえ、外国にいると、どういう先生でどういう授業を学べるか雰囲気はなかなか見えないものです。そして、留学はとてもお金がかかるので、情報をなるべく多く集めて比較検討するでしょう。先生たちが話している姿、授業の内容や雰囲気を比較できる場があれば、その情報の中で決める人も多くなる。

結局、魅力的な授業を無料で露出すればするほど、より遠い場所にいる留学生を多く集められるようになるのだと思いました。日本の大学も、留学生集めのために、無料オンライン授業を増やしてみてはどうでしょう?

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