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リアルな世界での「呪い」

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ペネロピという映画で、呪いにかけられた少女が豚の鼻の顔で生まれる話があります。
他にも美女と野獣、眠れる森の美女など、呪いにかけられる話は沢山あります。
 
呪いは、リアルの世界でもあると思います。
 
おとぎ話の世界では、呪いをかけるのは恐ろしい顔した魔女や悪魔で、現実にはそんな人はいないので分かりにくい。また、現実には呪いをかけられても豚の鼻にはならないので、自分が呪いにかかってるかも分からない。
 
でも、私は、こういう言葉は呪いじゃないかと思うのです。
 
「君には、この仕事向いてないよ」
「君には、できない」
「君には、無理だ」
 
もちろん、「呪いをかけてやる!」って思って言っているわけではないと思います。相手のことを思って、親切心で言っている場合もあるでしょう。ただ、こういう事を言われて、それに囚われると、本当にできなくなると思うのです。
 
映画化もされたカイジの作者福本伸行は、アシスタントをしていた時代に絵が下手だからマンガ家は向いていないと諭されたことがあるそうです。歌手のマドンナも「おまえには無理だって言われたことは、全部やってみたかった。」と言っています。
 
呪いをかけられても、呪縛されないこと、それが何かを達成するために重要なのかもしれません。
 
*ハロウィンの季節なので、ちょっと怖い話を書いてみました。
 
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