オルタナティブ・ブログ > 『ビジネス2.0』の視点 >

ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

製造業でクラウドの採用が進む理由

»

調査会社のIDCは2015年4月13日、「IDC Survey Reveals Majority of Manufacturers Worldwide Using Public or Private Cloud」を公表しました。

グローバル大手の製造業の中で、2つのアプリケーションをパブリッククラウドは66%、プライベートクラウドは68%を採用しています。ユーザ企業においてシステムの新規導入では61.6%、システム更改では56.8%がクラウドを採用すると回答しており、製造業においてクラウドはシステム更改および新規導入においてもっとも戦略的なアプローチとなっています。

また、製造業においては、今後2年間でクラウドサービス導入の予算が27%増加すると回答しています。製造業は、グローバルに展開する上で、デファクトスタンダードになるとしており、より効率的に運用するために、クラウドサービスへの依存は高まっていくと予想しています。製造業はクラウド導入の際には、ネットワークも同時に検討していく必要があるとしています。

IDCでは、さらに、IoT(Internet of Things)が製造業に大きなインパクトをもたらすと指摘しています。そして、インダストリー4.0に代表される動きもその一つになるでしょう。その基盤には、クラウドは欠かせない存在になります。

製造業やサービス業など、グローバルの市場をターゲットするユーザ企業は、効率的な拠点展開とガバナンス、そしてIoTの活用などから、クラウドサービスの採用は益々加速していくことになるでしょう。

L.2007.79.9.jpg

Comment(0)