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企業内ウッフィーの可能性 (Cloudforce 2 Tour Tokyo から)

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昨日(4月15日)、セールスフォース・ドットコムが主催する「Cloudforce 2 Tour Tokyo」に参加してきました。

今回のメインテーマとなるのが、クラウドによるリアルタイム・エンタープライズ・コラボレーション「Salesforce Chatter」です。セールスフォース・ドットコムは4月15日に、プライベートベータ・プログラムを日本で開始することを発表しています(報道発表資料)。

「Salesforce Chatter」の特徴は、簡単に言うと、TwitterやFacebookライクなインターフェイスを持つ、企業向けのコラボレーションツールです。

主な機能としては、プロフィール、グループ、ドキュメント共有、アプリケーション更新、フィードなどがあります。詳細はこちらを参照ください。

「Salesforce Chatter」で印象的なサービス機能としては、ツイッターの概念でいうフォローを人だけでなく、ドキュメントやアプリケーション、そしてグループをフォローできるという点です。Chatterでは、ドキュメントを共有したり編集したり、プロジェクトのコミュニティをつくって意見のやりとりをするなど、非常に多岐にわたって高度な利用ができるといった特徴があります。企業に本格的に普及するようになると、部署間のつながりが強化されるなどでコラボレーションのあり方が進化し、生産性向上にもつながることでしょう。

そして一番の進化は「人」です。フォロー数や人と人のつながりが可視化できるようになるののはとても大きいでしょう。その反面、仕事のできる人とできない人の見える化もされてしまうかもしれません。

また、最近ツイッターをよく利用する人が読んでいる「ツイッターノミクス」にウッフィーという考え方がありますが、もし、企業内のソーシャルメディアの利用においても、ウッフィーのようなギフト経済が生まれるかどうかが、注目されます。特に成果主義の強い会社で成功するかどうかが気になります。ウッフィーが溜まっていれば、(数値化することが難しいかもしれませんが)人事的に評価されるという仕組みがあってもおもしろいでしょう。

Chatterは企業内のリアルタイムコラボレーションツールとして非常に可能性を感じています。これまでの社内SNSや社内ブログとは少し違い、もう少しコア業務に踏み込むツールとなるでしょう。おそらく、中長期的に見れば、このような活用が一般化していく可能性も十分にあるでしょう。しかし、実際に導入するには、業務プロセスが変化し、人の見える化が進むため、おそらく反対派も出てくるし、全く利用しない人も出てくることが考えられます。

企業の幹部が、このような企業内のリアルタイムコラボレーションの仕組みに理解を示し、幹部自らがイニシアティブをとることができるか、そして、社員が自ら理解して積極的に活用し業務効率の向上などに結びつけることができるかなど、今後の企業内のソーシャルメディアの浸透が気になります。

個人的には、社内で採用されれば、積極的に活用してみたいという立場ですが・・

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