「司会屋 実」と聞いてピンと来ない方にもお勧めのBusiness Media 誠の記事
司会屋 実をご存知の方は漏れなくカシオペアのコンサートに足を運んだことがある方だと思うのですが、Business Media 誠にカシオペアの向谷さんが出てますよ!(驚
中身はやっぱりというべきか、皆さんが電車に乗る際に必ず聞いているであろう、発車メロディに関する記事でのご登場でしたw
私が高校時代青森(正確には八戸市)にコンサートに来てくれるアーティストってほんと少なくて、カシオペアとか高中さんのコンサートは普通列車に2時間乗って青森までコンサート見に行ってました(涙
そんな親しみもあって、これはたまたまですけど、東京出てきて最初に六本木ピットインで見たライブがカシオペアで、自分がプロとしてバックバンドの仕事として2回目のステージを踏んだのが、当時有明にあったディスコでの集合イベントで何故かカシオペアも出ていて、楽屋も一緒だったのでひとり舞い上がっていたのを今でも覚えています(懐
どうでもいい話が続いていますが、向谷さんの鉄道好きはゲーム関係の業界にも鳴り響いていると思うのですが、その情熱からバンド活動のほか鉄道シミュレーションゲームの制作者、鉄道クイズゲームの監修者としても名前をご覧になった方も多いのではと思います。
記事を見てびっくりしたのですが、ゲーム以外にも
向谷氏はフュージョンバンド、カシオペアのキーボード担当として有名だ。現在は鉄道シミュレーションゲームの制作者、鉄道クイズゲームの監修者としても知られている。またゲームだけでなく、2007年にオープンした鉄道博物館のSLシミュレータや、富士通と提携して鉄道会社の乗務員訓練シミュレータなど、業務用シミュレータも手掛けている。最近では、作曲家としても鉄道に関わっている向谷氏。九州新幹線の発車メロディや車内放送メロディに続き、京阪電鉄の発車メロディを作曲して話題になっている。
↑こういうお仕事されているんですね!ほんと羨ましい!
発車メロディに対する向谷さんの考えとか音楽的な工夫は記事のほうをご覧いただくとして、バンド活動から派生して、こういう仕事にまで活動の幅を広げられているという事、そしてそれが業務系の分野にまでちゃんと裾野が広がっているというのは非常に素晴らしいと思いますし、自分も何かしらの形でこのようなビジネス展開をやって行きたいと強く感じました。
ちなみに私の場合、ホームページ制作案件でブログ構築が絡む案件では、オルタナブログでこうやって書かせてもらう場を与えていただいていることはとっても他社との差別化に役立っていますし、少人数で会社を10年経営してきた事が最近は営業部門の人材教育とか支援業務の分野で仕事の声が掛かってきたりと自分が当初思っていた範囲を超えて仕事の幅が広がることがあります。
記事の中には私のように異業種参入した人間にとってヒントになる事が書かれており
「うーん、(注意喚起という意味での実用性重視について)そういう時代は終わっていると思う。例えば、JR東日本には音楽的な要素を重視した発車メロディもありますよね。高田馬場駅は鉄腕アトム、蒲田駅は蒲田行進曲などを流しています。今までの仕事で鉄道会社といろいろお付き合いしてきて、鉄道会社はコンテンツホルダーとしての感覚を持たれてきたと感じます。
もう鉄道会社は輸送サービスだけでは立ち行かなくなってきて、不動産とか商業施設とか、鉄道以外の収益のほうが多いという会社もいっぱいある。業態が多様化しているんです。そして絶対的な労働人口は頭打ちになって増えない。少子高齢化とかで、今後、鉄道を利用する人は減ってくる。そうすると鉄道事業はお客様に対するサービスとして『鉄道に乗ったらこんなに楽しかったよ、面白かったよ』というエンターテインメント性、鉄道の旅や意匠などのコンテンツを重視したい(と考えるようになる)。その流れに私の発車メロディはピッタリだったのかな、と思います」
そう、これだけ物が溢れている時代や作るだけの方法論が確立した分野においては、きっと制作技術だけでなく感性やひらめきが必要とされる部分が出てきて、そのビジネス領域を見つけてちゃんとした実績残すこと出来れば、よりクリエイティブで独立性のある仕事を出来る可能性があるんだな、、、って勇気付けられました。
自分としては、ブログ以外で文章を書いてみたり、先日オルタナブログのブロガーミーーティングで話した音楽・バンドを例にした人材活用とかビジネス分析みたいな話も講演ネタに仕上げていきたいと考えているのですが、はてさて来年はどんな1年になることか!?
ちなみにカシオペアと言えば、白いジャンプスーツとかそういう衣装のイメージ強いのですが、こうやって向谷さんがスーツ着てBusiness Media 誠に出てくるってのは、ITmediaニュースとかに著作権関係のニュースで椎名さんがスーツ着て出てくるのに勝るとも劣らないインパクトありますね(苦笑
最後に、記事で紹介されている「単純音源を使わない」とか「“生音”と“手弾き”にこだわる」って部分についてはきっと近々妹尾さんが感想エントリを書く予定(とふってみる)w
P.S.
タイトルの「司会屋 実」について:わたしが見ているのは80年代前半とかのコンサートツアーの時期だったとおもうのですが、「司会屋 実」というのは寡黙なカシオペアメンバーの中で、唯一饒舌であった向谷さんが、メンバー紹介などの際に、満を持して自分を紹介する時のフレーズとして
「そしてわたくし、司会屋 実でございます!」
ってのが定番だった時期があり、このフレーズが発せられると客席が盛り上がるという現象が起きていたのでした。
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