Movable Type 3.2のスパム対策機能 （1）

こんにちは。シックス・アパートの柳下です。Movable Typeのプロダクトを担当しています。

金曜午後より開始しましたMovable Type 3.2日本語版の公開ベータテストですが、すでに多くの方がベータ版をダウンロードされており、Movable Type 3.2への期待の高さを感じています。製品担当として、身が引き締まる思いです。

さて、多くの新機能を実装しているMovable Type 3.2ですが、特にみなさまの期待が大きい機能が、開発コード名（スパム・ファイター）にあるように「スパム対策機能」です。今日は「スパム対策機能」の1つ、「コメント/トラックバックの管理インターフェイス」をご紹介します。

Movable Type 3.2では、個々のコメントやトラックバックについて、以下の状態をもっています（画面参照）。この状態は、後日ご紹介するスパム・フィルタープラグインや各種のルールにより、設定されます。

• 公開: その名のとおりウェブに公開。
• 保留/下書き: 受け付けた直後に公開するのではなく、ブログ管理者の確認を必要とするもの。
• 迷惑コメント/トラックバック: スパムとして判断されたもの。

画面の例では、コメント中のリンク数が、管理者が設定した上限の3を超えたために、コメントが「下書き」状態になっており、ブログ管理者の確認待ちの状態になっています。画面右にあるプルダウンメニューで、「迷惑コメント」と指定すると、いわゆるスパム・コメントとシステムが認識します。また、画面右の「虫めがねアイコン」をクリックすると、指定した条件で（例えば同じコメント投稿者からの投稿を）検索できます。

次回は、迷惑コメント/トラックバックを自動判断する仕組みについてご紹介します。

なお、現行のMovable Type バージョン3.1のユーザーは、無償でバージョン3.2にアップデートしていただけますので、ご安心ください（Movable Typeのご購入をご検討の方はシックス・アパートまでどうぞ）。