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目から鱗が落ちた感じ インド人の考えに学ぶ

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「インド人の秘密」という本を読み始めて、まだ全部というには程遠いですが、始めの数十ページで「目から鱗が落ちた」ような考え方の違いを感じました。

”インド人は民主主義に非常に適合している”という考えは結構一般的ですし、事実国家が長い間、民主主義での成り立っています。

しかし、一方でインド人の特質として、「インド人は階級意識に強く」上下関係に厳しいそうです。その結果、相手の地位によって感情や対応がかなり変わるそうです。そのような前提のもとで、インドで民主主義が栄えてきたのは、民主主義の下では社会的にのし上がることが出来、個人の権力や富を獲得するのに効果的なシステムであると国民の多くが判断したからという考えも100%正しいとは限りませんがなりたつそうです。

何にせよ、物欲、金銭への執着は強い国民性のようで、その上で現実的に効果を産むものだけを取り入れる合理性が強い国民性のようで、ある意味アメリカ人よりもドライなのかもしれません。

これから、多くの企業がインドとかかわることになると思いますが、考えの根底にある国民の特質(ある意味では文化)をきちんと理解しておかないと、摩擦を生んでしまうかもしれませんね。

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