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国際社会の中でのアメリカの行動

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メールマガジンはいろいろ配信してもらいますが、その中でもStratforという国際政治・国際関係のメールマガジンはいろいろ興味をそそられます。Stratforは、アメリカの非政府機関なのですが、独自の調査網と分析を行い、国際情勢、軍事、政治、そして国際関係に関する非常に鋭い論旨を展開しています。うわさによるとCIA等もここからの情報を一つの重要なソースとして捕らえているそうです。

メールマガジンではさわりの部分だけなのですが、会員になるともっと深い調査結果に基づく洞察が読めるそうです。ちなみに全部英語なので、英語を読むことが苦手だと大変ですし、それに加え単語が難しいので、ちょっと力がいります。

そんなStratforですが、創業者であるジョージ・フリードマンが「新・世界戦争論 アメリカはなぜ戦うのか」という本を記して、昨年末に日本語版も出版されています。発売当時に読んだのですが、今になって見返してみても、非常に面白い本です。

基本的には、9・11のテロを起点として、その前後に横たわる様々な事象の因果関係を克明に分析・記述しているのですが、日本のテレビや新聞が伝えきれない(もしかしたら理解していないのかも知れない)部分を解りやすく伝えています。

単なる(政治や軍事などの)時事として捕らえることもできますが、国際社会を立体的に見つめるためにはとても役に立つ本だと思います。特に、海外(アメリカ)にお仕事で行かれる方には、是非一度目を通して、海外の方々とお話をされる時の一つの視点・知識として活用されるといかがかなと思います。

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