金儲けという言葉はお嫌いですか？

　ツイッターのTLを眺めていると、とある有名な方のツイートが流れており、そのタイミングに別の方が「彼の最近の発言には金と女の臭いがする」と書いていました。女の臭いは別として、金の臭いってダメですかね？
　いえ、決して拝金主義云々の話ではないです。僕もNPOの理事をやっており、決して金儲けだけで生きているわけではありません。仕事も好きだと思うことを仕事にしています。
　しかし、儲からないのならやらない。というか、やれないはずです。

　日本では、どこかクリーンに見せたがる傾向があるように感じています。その昔、ある香港の友人がおもしろい比較をしていました。
　香港では、ここ一番の商談には、ロレックスの時計をはめ、デュポンのボールペンを胸ポケットに刺して、メルセデスに乗って出かける。これが信頼の証なのです。これだけのものを持てる人なら信頼できるだろう、と。
　日本では、普段メルセデスに乗っている人でも、取引先の前には乗っていかない。クラウンで出かけるとか、タクシーで出かけるとか。それは、儲かっていると見せてはいけないから。

　最近、ベンチャーの経営者を見ていて感じるのは、欲のない人が多いことです。まぁ、ガツガツするのも上品ではないですが、あまり欲がないのもどうかと。

　経営者であろうと、会社員であろうと、もう少し金儲けということをきちんと考えていけるといいなぁ、と思った日曜日の朝です。