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色は日常に当たり前のように存在しています。そして、意識するしないにかかわらず、私たちは色の影響を受けているのです。カラーマーケティングといっても、色の使われ方は多様で、パッケージや商品の色だけに限らず、販売促進、そして企業や人のイメージ戦略、また、商業施設や病院、美容院など様々な環境での色彩計画、そしてセラピーなど、様々な分野に及びます。ここでは様々な角度から事例を紹介し、色を付加価値として取り入れていく方法をお話ししたいと思います。

2012年注目の色は?

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皆様あけましておめでとうございます。
今年は皆様にとって素晴らしい変化へと向かう年になりますように。


新春第1回目の記事は、2012年の色についてお話ししたいと思います。


まずは風水の見地からの今年のラッキーカラーは、「レッド」「イエロー」「ホワイト」、そして昨年に引き続き「ゴールド」だそうです。ラッキーカラーは身につけたり、身の回りの小物に取り入れることで、皆様の運勢を向上させてくれると言われています。

今年はそれだけでなく、2012年の流れを踏まえて今年の注目の色を考えてみました。
色彩心理学の面から見ると、私は今年の色は「グリーン」「ピンク」になると思います。


2012年は2011年に起こった震災や金融危機の影響で、ますます「安心・安全」が重視される年になるでしょう。また家族や友人など、人と人との「絆」や「つながり」などもますます強くなっていくと思います。
そのようなキーワードすべてにあてはまる色は「グリーン」なのです。

私たちは自然の中にいると、緊張がほぐれリラックスします。それは人間が太古昔から、植物に守られて生きてきたので、グリーンは安全の記号として遺伝子の中にインプットされているからだと言われてます。

人の目に見える色は、780nm(ナノメーター:100万分の1mm)の赤から380nmの紫までですが、緑(グリーン)は550nm前後で、ちょうど真ん中に位置しています。このことからも、グリーンは「中庸の色」であり、バランスの良さやハーモニーを象徴する色なのです。
そして、グリーンは「平和」や「安定」を表す色でもあるのです。世界中の紙幣に緑色が多いのはそのためかもしれません。

またグリーンは、「心のスペース」を表す色です。人は心に余裕があると、他人を思いやることができます。だからハートの色、つまり愛の色とも言われます。


グリーンと同じく、思いやりや愛情を表す色は「ピンク」です。ピンクは身に着けている本人だけでなく、周りの人にも、優しさを与えます。
しかもピンクはレッドと同じく、元気で前向きな気持ちになる色なのに、レッドほど強くないので、このご時世にちょうどいいのです。

ピンクはまた解放感を表す色でもあります。震災以降「節約」「節電」などでたまったストレスを発散したくなっている人が増えてるそうですが、その気持ちを解き放ってリラックスさせてくれるのがピンクなのです。


このように、グリーンとピンクは今の世の中に必要な色なのです。
震災後、この2つの色を好むようになった方が増えたと聞きますが、意識するしないに関わらず、色には心の状態や気持ちが現れるのですね。

 

P.S.明日(1月6日)に、山田美帆がFMラジオ、J-Wave「PARADISO」の「OSHMAN'S MOVIN'ON UP(14:10~14:25)」に出演いたします。その中でも、色の話をいたします。よかったらお聞きください!

放送終了後、内容がこちらに更新されていました→

2012年は「カラー」を味方に運動を楽しもう!色彩効果がもたらすスポーツのモチベーションUP術とは?

 

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