オルタナティブ・ブログ > 山田美帆の「色で魅せるカラーマーケティング」 >

色は日常に当たり前のように存在しています。そして、意識するしないにかかわらず、私たちは色の影響を受けているのです。カラーマーケティングといっても、色の使われ方は多様で、パッケージや商品の色だけに限らず、販売促進、そして企業や人のイメージ戦略、また、商業施設や病院、美容院など様々な環境での色彩計画、そしてセラピーなど、様々な分野に及びます。ここでは様々な角度から事例を紹介し、色を付加価値として取り入れていく方法をお話ししたいと思います。

ドクモの上手な活用法

»

ご無沙汰してすみません。
カラーコンサルタントRosaの山田美帆です。



皆様は、最近流行の「ドクモ」という言葉を耳にしたことがありますか?
間違っても、毒蜘蛛の仲間ではないですよ(笑)

実はドクモとは「読者モデル」の省略形で、雑誌やネットのサイトなどで、一般人(読者)から募集して選ばれたモデルたちのことです。
中にはプロのモデルたちと同様に、誌面でモデル業をこなす人もいます。



読者モデルを使うほうのメリットとしては、
1.プロのモデルよりもギャラが安い、もしくは無料の時もある。
2.素人モデルなので、読者に親近感を与える。
3.数が多いので、必要な時にすぐ仕事をしてもらえる。



読者モデルをするほうのメリットとしては、
1.モデルだと敷居が高いが、読者モデルだと容易になりやすい。
2.周りから一目置かれて、特別感を味わえる。
3.モデルや女優など、タレントになれるチャンスが開ける。



など、両者ともに様々なメリットがあり、それが理由でドクモの数が増えているそうです。




そういうドクモ達は、発信することが大好きなので、ほとんどの人がブログを持っています。
企業側もそういうドクモ達に、自社製品を試してもらい、その感想をブログに書いてもらおうと必死です。
なぜなら彼女達は、オピニオンリーダーとして、世間に与える影響が大きいからです。




また、ドクモ達は色々な雑誌やイベントなどにも参加することが多いので、ブログ以外にも、発信する機会はたくさんあります。
しかも、一般人と大差ないので、「私も頑張ればあれくらいになれる!」という希望も与えるのです。




最近は、新製品の記者発表会にドクモを呼ぶ企業が増えています。
先に書いたように、宣伝効果があるのはもちろん、華やかさも持ち合わせているからです。
そのため記者発表会では前のほうに座らせたり、ステージに挙げてモデルになってもらうことも多いのです。

 

昔からモデルの命は短いとされていますが、いまだに多くのドクモ達が20代であるのは事実。
ところが最近は、アラフォーが流行したおかげで、30代・40代のドクモも、少しずつですが脚光を浴びています。
(実は私もアラフォードクモなのですが・・・笑)




マーケティングの世界でも、F1層(20~34歳の女性)が、流行を作り出して行き、消費の中心的役割を果たしていると言われてますが、実はF2層(35歳~49歳)こそが注目すべきだと主張する方も増えているようです。

なぜなら、F2層は家族を持っている人が多いので、自分はもちろん、夫や子供に対しても大きな影響を持っているからです。
つまり大きな市場規模があるのです。




何でも「アンチエイジング」と言われる時代、たくさんの方が美と健康に興味を持ち、いつまでも若くいたいと思っています。
そして多くの方が、社会との接触を持ち続けたいと思っています。
今後、30代・40代のドクモを増やすことによって、様々な市場が活性化されるのではないでしょうか?

Comment(0)