人工知能やデータマイニングなど/ビジネスで活用するOSS(1)~Japan IT Week レポート~
寺田です。
すっかり投稿がごぶさたになってしまいました。。。
気合を入れなおし、頑張ります。
さて、10日(水)から東京ビッグサイトで、Japan IT Week が開催されています。
私は、クラウドExpoにて、クラウド×OSSパビリオンという共同出展ブースを展示しています。
今日はその中で展示している企業をご紹介します。
OSSによるデータ分析に強み/株式会社KSKアナリティクス
1社目は、KSKアナリティクスです。
KSKアナリティクスはOSSの分析ソフトウェアを活用したBI/BAシステムの導入活用支援や統計や機械学習を活用したデータ解析コンサルを提供する企業です。
25名の規模ながら、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、トヨタ自動車、パナソニック、ヤマハ、村田製作所、リクルート、など、多くの大手企業のクライアントを持っています。
OSSのBIツール「Pentaho」や、OSSのデータマイニングツール「RapidMiner」を使ったBI/BAシステム導入活用支援が得意の企業です。IoTのデータ分析にも力を入れています。
最近では、OSSのディープラーニング・ライブラリ「TensorFlow」を使った支援もしており、以前当社が開催している「マジセミ」でも、登壇していただきました。
今回の展示は「RapidMiner」が中心でしたが、やはり人工知能の関心度は高く、多くの企業がブースに足を止めて熱心に説明を受けていました。
Alfresco等 情報共有OSSに強み/株式会社ヴィセント
2社目は、ヴィセントです。
ヴィセントは、OSSの文書管理システム「Alfresco」や、OSSの企業情報ポータル「Liferay」など、情報共有を行うためのオープンソースに強みを持つ企業です。特にAlfrescoについては現在のパートナーの中でも最も古くからサービスを提供しており実績も多くあります。SESが中心でしたが、オープンソースを新たな事業の柱をするべく挑戦を続けています。2013年よりオープンソース事業を立ち上げ、大手通信会社や大手人材派遣会社向けの情報共有プラットフォームなどで実績を重ねています。
今回の展示も「Alfresco」が中心です。
ファイルサーバーだけでは、検索機能が弱く必要な文書が探せなかったり、詳細なアクセス制御が行えず機密文書が必要以上に共有されていたり、やはり課題は多いようです。
そのような場合に、OSSの「Alfresco」は効果を発揮します。
無料のアプリPaaS「プリザンター」/株式会社インプリム
3社目は、インプリムです。
インプリムは、2017年3月に創業したばかりのベンチャー企業です。代表の内田氏が開発した、アプリケーションPaaSの「プリザンター」を活用した業務アプリケーションの開発や、プリザンダーに対するテクニカルサポートを提供しています。
プリザンターは、サイボウズが提供している「キントーン」に似ています。GUIでの簡単な操作で、様々な業務アプリケーションが開発できます。レポート機能も充実しており、情報の可視化が可能です。もともとは内田氏自信がプロジェクトマネージメントを効率的に行うために開発したとのことで、業務のマネージメントやタスク管理の領域での活用を得意としています。
業務アプリケーションがその場で簡単に作れるプリザンターは、デモでも来場者の関心を集めていました。
次回は、「Drupal」国内導入実績No.1のデジタルサーカス株式会社と、OSSの脆弱性検知ツール「Vuls」のフューチャーアーキテクト株式会社をご紹介します。