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1年345日程度オープンソースについて考える一営業の戯言

OpenOffice.orgが全世界に広まったら

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もし、OpenOfficeが全世界に広まったら、ということを考えてみました。

はじめまして。
株式会社マインドの屋代和将と申します。

オルタナティブ・ブログを書かせていただくことになり、
私の駄文に少しでもご興味ご意見をいただければ幸いに存じます。

最近の記事でとても興味深いものがありました。
業務でOpenOfficeを利用する方が約19%もいるというのです。
現在の日本ではMSOfficeの利用者が大半を占めているが、
新興国については間違いなくOpenOfficeの利用率が高くなることが
予想されます。

そうなるとさらにコミュニティが発展し、ソフトの質も向上するという
良いスパイラルが起こることになるが、MSOfficeはどうなるのでしょうか。

相手方がMicroSoftだから漠然としてしまっているが、
現在のシステム開発のほとんどが、同じようなものを同じように開発し、
そこにビジネスが生まれている状況があります。

オープンソースが普及することにより、少なからずこのような開発が減る
ことで、産業が縮小してしまうという懸念もありますが、
そもそも同じものを何度も開発することが、産業の発展ということであれば、
この産業に未来は見えてこないのだと思います。

オープンソースのように、ベース部分を公開しているものを皆が利用し、
サポートサービスを充実させることにより、ユーザーにスピーディーかつ
ローコストで高品質なサポートを提供できることになります。

そうすることで、現在膨大な数を抱えるIT技術者は、適正な技術者数になり
その技術者が十分な利益を出しても、ユーザーに適正なIT投資を提供できる
のではないかと考えています。
十分な利益の出る優秀な技術者は、自身で研究開発を行う時間も取れる
ようになり産業の更なる発展につながることでしょう。

OpenOffice.orgが全世界に広まったとしたら、
ユーザーは質の良いサービスを受けることができ、
サービス提供者はゆとりのあるサービスが提供できることに
なるでしょう。

だからといってMSOfficeがなくなることはなく、
MSOfficeは更なる競争力を高めてOpenOffice.orgに対抗することは勿論
更なる戦略を考えることでしょう。

したがって
ユーザにとってはよりよい環境になっていくことは間違いないと思います。

今後、プロプライエタリとオープンソースについて私なりの意見や諸日記
をつづりたいと思いますので宜しくお願いいたします。
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