人間文化研究機構「人間文化」Vol.6
昨年、国際日本文化研究センター創立20周年記念事業 第6回公開講演会・シンポジウム「世界に広がる日本のポップカルチャー -マンガ・アニメを中心として」という長ったらしい催しが、大学共同利用機関法人 人間文化研究機構(国立歴史民俗博物館 国文学研究資料館 国際日本文化研究センター 総合地球環境学研究所 国立民俗学博物館)というもっと長ったらしい組織体によっておこなわれ、僕やマット・ソーン氏、山田奨冶氏が講演したんですが、そのおこしが機関誌「人間文化」6(人間文化研究機構 08年1月30日刊)に載ってます。一冊全部おこしなので、ほぼカットなし状態じゃないかと思いますが、もともと詰め込み過ぎな企画なので、深みはありません。でも、学術シンポとかって、けっこうそうなのだと最近知りつつありますが。議論になる時間がほとんどないまま終わる感じです。とはいえ、興味のある人には内容はけっこう面白いと思う。
目次
あいさつ 石井米雄 片倉もとこ
司会あいさつ 松田利彦
現状報告 世界に広がったマンガ・アニメ 山田奨冶
基調講演 漫画、MANGA、コミック 夏目房之介
愛着の条件ーーアメリカにおける日本のマンガ マット・ソーン
パネル・ディスカッション マンガ・アニメと日本研究ーー世界の日本研究者の視点から
陸留弟、チャワーリン・サウェッタナン、ジェームス・バスキンド、マティアス・ハイエク、山田奨冶(司会
閉会のあいさつ 五味文彦
あと、ついでといっては何ですが、JCBカードの広報誌「J-バスケット」に「夏目房之介のヒーロー&ヒロイン キャラ伝説」って連載をしてるんですが(もうすぐ終わるけど)、その07年10月号第7回に『ベルばら』を取り上げたら、ファンの人から「ファンジンに載せたい」と依頼があったので許可しました。A君後援会「禁猟区」第32号に転載されてます。よく見てるんだなー、ファンといのは。