あけましておめでとうございます!
つわけで、さっきまで「ダイナマイト!」観てました。面白かった~。プライドがなくなって、いわば総合と合流し、おいまけにきみょうなマッチ・メイクがあり、いろんな楽しみ方ができた。多分、不満のある向きも多いかもしれないけど、全体としては僕はおおいに楽しませてもらった。こういう状況でないければ、まず闘わなかったかもしれない同士がやってたりしてね。
でも、何がよかったって18歳以下の「K-1甲子園」(ちょっとネーミングセンスがな・・・・とは思いつつ)。HIROYAは、すでにTVに登場しているので、その力量はかなりの印象があったけど、他にもこんなに凄い連中いるんじゃん!っていう感じで、見ごたえがあってよかったなー。面白いんだよ、試合が。
①才賀(18歳) 対 HIROYA(15歳)。
空手の才賀は、意外なほどに足技中心の動きがよくて、見ていて面白い。手こずった感じのHIROYAは、終始決定的な攻撃をできず、結局判定でHIROYA。でも、いい試合だったし、才賀は今後も期待できる。それにしても一般に格闘技で18歳と15歳の差って大きいと思うんだけど、HIROYAはやはりかなりの実力っていえるんじゃないのかな。
②雄大(16歳) 対 久保(18歳)
これまた二人とも、いいんだ。僅差で雄大か、と思ったけど、結局3Rでドロー。延長決着で雄大。年に似合わずプロ志向の徹底した雄大の精神力が勝ったかな、という印象だったな。
③田村潔司 対 所英男
貫禄で田村。所は、持ち味出せず、田村は余裕で見切ったみたいだった。
④雄大 対 HIROYA
これまた決定的な場面なく、拮抗した攻防でフルに戦い、判定で雄大。16歳対15歳だけど、実力は伯仲してたように見える。今後が楽しみだね。
⑤ベルナール・アッカ 対 武蔵
最初、アッカのラッシュがあるも、守りうまい武蔵にはほとんど当たってない。結局KOで予想通り武蔵の勝ち。でも、このレベルの差にしては、ちょっと時間がかかった気がするのは僕だけか?
⑥チェ・ヨンス 対 マサト
ヨンスは、ボクシングもいいし、意外とキックも、バックブローも出す。けして油断できる相手ではないし、何より打たれ強くて、韓国選手らしく気持ちが強い。でも、さすがに今のマサトはパーフェクトなデキといってもいい。ハイキックをカウンターでとってKOし、試合を完全に掌握し、結局タオル投入でTKO勝ち。観ていて面白い試合だったな。
⑦ニコラス・ペタス 対 キム・ヨンヒョン
キムは、チェ・ホンマン以上の巨体韓国相撲チャンピオン。動きも速い。慣れれば驚異だろうな。でも、今回ははるかに小さいペタスが大活躍。なんと、見上げる巨体にハイキックを見舞い、久々のかかと落としを見せ、ついにKO勝ち。僕的には多分、今回最大の盛り上がりじゃなかったかなー。いやー、面白い試合を見せてもらった。もともとペタス好きな選手なんで、よかった!
⑧山本キッド 対 ハニ・ヤヒーラ
いやー、これも面白かった。キッドの試合は、ほんとにもれなく面白いから凄いよね。徹底的に寝技をはずして、キッドのKO勝ち。このへんまで、ほんとに面白いダイナマイト!でした。
⑨ボビー・オロゴン 対 ボブ・サップ
これはなー。いくら何でも、あんまりなマッチだったと思うよ。アッカ対武蔵以上に、ありえないよ。で、予想通り、押しつぶしてサップのTKO勝ち。
⑩ミノワマン 対 ズール
これも、体格差の大きい試合。ミノワマンの試合も面白いのが多いんだけど、これはちょっとさすがに・・・・。ズール、意外に寝技うまくて、結局攻めあぐねてるうちに、タオル投入でズール。
⑪立川隆史 対 井上由久
戦力外を宣告された元野球選手と空手家。立川がKO勝ちしたけど、ま、何つーか・・・・。
⑫桜庭 対 船木
これも今回の呼びだったろうけど、さすがに船木のブランクは、いきなり桜庭はちょとキツかったんでは、という内容だった。桜庭が終始支配して、腕を決めて一本勝ち。
⑬チェ・ホンマン 対 エミリオエンコ・ヒョードル
これはねー、何せあのヒョードルがまた観られるっていうのが楽しみだった一戦。体格差があるとはいえ、あの、圧倒的に強い無敵のヒョードルだからさー。で、やっぱりヒョードルでした。まず予想された結果かもしれないけど、僕としては楽しめた。
⑭秋山成勲 対 三崎和雄
秋山は応援してたけど、あの桜庭戦はがっかりだった。多分、裏切られたファンの気持ちは、まだまだ残っていて、会場はブーイングに満ちていたな。日本での開催で、これほどのブーイングは珍しいんじゃないかな。秋山は、強い選手だと思うのだが、何であんなことしたんだろう。残念だよねー。で、試合は見ごたえのある、面白いものだった。三崎の動きは、何かぴょんぴょんハネて妙だったけど、一度KOされながら、逆転KO。物凄い盛り上がりでした。
⑮宮田和幸 対 ヨアキム・ハンセン
宮田も好きな選手だけど、なかなか、あと一歩で勝てない。運っていうのもあるのかな、と思ってしまう。今回はヨアキム・ハンセンが、やはり強かった。もちろん宮田に勝機もあったと思うけど、やや実力と経験がまさってたのかな、と感じた一戦。
と、まあ、全体に面白い試合が多かったのでした。
K-1甲子園は、今後も人気になるかもしれないな。ミノワマンやヒョードルが見られるのも楽しみだな。
でも、ふつう、最後に視聴率を上げそうな試合を持ってくるんだろうに、今回の放送はむしろ中盤中心で、最後はさほど注目度のない試合だったのは、なぜだろう?
あっ! 何か、西島洋介とメルヴィン・マヌーフ戦を忘れてた。でも、あまり語ることもない一戦だったしね。
てなわけで、2008年になったのでした。
あらためて、あけましておめでとうござい!