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夏目房之介の「で?」

新聞の取材と十五夜

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昨日は江戸東京博の漱石展にあわせて朝日新聞が取材にきた。
何か、記者は僕が漱石展に関わってると勝手に思い込んでたみたいだが、全然そんなことはない。ただ、仕事として依頼があったからガイドブックに執筆し、講演を引き受けただけだ。ほんの小さなコラムなのに、一時間半ほどしゃべる。

今日25日は、雑用をしてたらチャイムがなり、北海道新聞が「マンガの表現、とくに音楽など、目に見えないものを描く表現について」取材にきた。忘れてた。ま、いいか。まずは音楽表現の歴史をざっとひもとき、『のだめ』の位置づけをし(クラシックというハイアートの代表格がマンガになり原作ドラマとなりブームを作ったことに、誰も驚いてないことに、本当は驚くべきだという観点=高位・低位文化の相関関係の変化)、さそうあきらの表現について語り、あいだにマンガにおける目に見えないものの表現とは何か、その歴史は・・・・という話をし、さらに大学でマンガを扱い、学会ができることについて意見を聞かれ、どの程度の特集なのか記事なのか知らないが、やはり一時間半ほど(多分)話す。まぁ、好きなことだし、話して発見したり、まとまったりするので、いいけどもねー。これで、講演なら、それなりのお値段にはなるんだけどなー(笑)。

夜、食事をして本を買いに自転車を走らせ、ふと見上げるときれいな月が・・・・。
そういや、十五夜でないかい?
というわけで、団子を買い、エッグにいってキミさんとススキ(のようなもの)を近所からとってきて、一瞬の月見。部屋に帰って、ダメもとで月を撮ってみました。

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キミさんのブログ参照。

→ http://d.hatena.ne.jp/Eggfarms/20070925#c

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