漫画・劇画レセプションのご案内
というのが届いた。送り主はフランス大使館文化部。会場はフランス大使公邸!
いったい何がおきたのであろうか。興味シンシンである。もう、いってみたい気マンマンである。
が、フランス大使公邸! 一応「平服で」とは書いてあるが、思わず「平伏」したくなる相手だ。
フランス人が「カクテル形式のレセプション」にあたしを招いておる。周りでフランス語が飛び交い、話しかけられて曖昧な日本人笑いを浮かべると、こんどは英語で話しかけられ、バカみたいなぶろーくんいんぶりっしゅで「わたし残念英語たいへんよく話せないが、よいか?」とか何とかいわないといけないのだ。
というような
逡巡はあったものの、とりあえず好奇心に負けていってみると、何かマンガ史研究会とかBD研究会とか出版社の版権部とか色々な知り合いがぞろぞろいるのだった。俺より英語のできない知り合いもゾロくらいはいる。よかった。
もっとも、やっぱりフランス人はフランス人、日本人は日本人で固まるね、どうしても。ま、フランス語できる人はいいけども。
でもね、凄かったデスよ、公邸。東京は広尾のどまんなか、元徳川家の庭。こんもりした芝生と林の谷間にずっと落ち込んだところにプールがあり、その向こうは森!(すぐ後ろが明治通りだけどね) 弘兼憲史さんいわく「あそこで素っ裸で泳いでも誰にも見られないな! な?」。ほかの誰かいわく「でも、絶対どっかにカメラありますね」(笑)。 さらにS社の軍事オタク名物元編集者いわく「あの玄関にいたやつのスーツね、なんたらかんたらといって、武器入れる隠しポケットとか防弾チョッキのね・・・・」。あれやこれや、けっこう面白かったです。何しろチーズがうまかった!
仏大使とグレナ社社長、日本の外務省関係の挨拶などがあり、僕はBDを何となく見ていたら、なかなか面白い本を見つけた。いきなり表紙で、妙に短い刀を逆手(左手が上=ツバより、右手が下)で思い切り力入れて握ってるサムライの絵があって、浮世絵だの黒沢だの幕末の色付け写真だのいろんな影響ごった煮の一冊で、楽しめた。巻末に全然わけわかんない日本語(意味なさない字列)があったりしてね。
あ、そうそう! 日本人マジメだから時間より早く着いちゃって、玄関で待ってたんだけど、ふと見ると水木しげるさんがいらっしゃるではないか! この話は、別項で!
追伸
さがしたら、あった! ヘンなチャンバラBD。
http://www.bdparadisio.com/scripts/detailbd.cfm?Id=3879
Eric Adam Hugenes Micol 『SOUFFLE』