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夏目房之介の「で?」

柏木ハルコ『地平線でダンス』

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『いぬ』以来、柏木ハルコって何か気になってる。そんなにイッショケンメ読んだりはしてなくて、全部きちんと読んだ作品もほとんどないんだけど、センス的に好きで、どっか奇妙な感覚があって面白いなと思ってきた。
スピリッツで始まった

『地平線でダンス』はタイムマシンの出てくるSFなんだけど、主人公の女の子が時間旅行中にモルモットになってしまう。好きな男性=事実上世界初のタイムマシンを作った男が、自分でもそれを知らず、彼女を殺してしまったと思って零落していて、モルモットの女の子は彼に自分がまだ存在していることを伝えようとしている、って話。
つまり、これから話が広がってドンデン返しとかありそうなんだけど、この作家、なぜかいつも「あ、面白そうな設定だな」「ヘンな展開で面白そうだな」と思わせながら、なかなかブレイクするまでのテンションにならない。
今のところ面白くなりそうなんだけどねー。ボカンといける何かがありそうな気のする作家だけに、しばし注目しようかな、と。

意外や、モルモット好きからブレイクしたりして(‘y‘)
http://plaza.rakuten.co.jp/moco3/diary/200703130000/

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