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夏目房之介の「で?」

八卦掌の練習で

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よーやく、少し抜けてきたかな、と。
腰の充実が感じられなくて、色々迷ってきたここ数ヶ月。何だか熊形より龍形のほうがやりやすいっていうか、かえって充実を感じることがあって、錯覚かなとも思ったんだけどね。今日の練習の指摘で、ようやくわかった。熊形だと足が流れやすいのだ。
自分じゃかなりデキてきてたつもりでも、前の足を地につけた瞬間、同時に後ろの足から重心がフッと前に乗ってしまう。そのとき下に落ちてた力が抜けて、上体がかぶり気味になってまとまりが崩れていたのだ。それをグッとガマンして、前に出した足を少し浮かしてから地に着け、しかるのち後ろの重心を慎重に前に移す。二段階に分ける。これがちゃんとデキてなかった。ところが、龍形だと、かえってこの足のメリハリができやすいのだった。なるほどー。
何とか、このコツを持続させたい所存であります。

あと、今日は遠藤老師が試しに太極拳や形意拳の形を今の「力」を使って、筋に力を通しての動きとしてやってみてくれた。これはね、驚いた。じぇんじぇん僕の知ってた太極拳や形意拳と印象が違う。力感が通ってゆく感じがする。なるほどねー。感じ入りましたです。

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