『見える化』をしても
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組織改善のご支援をする中で、内部統制対応も含めて『見える化』に取り組まれる企業が増えてきました。
たしかに情報システムなどを導入して『見える化』をすれば様々な組織内での問題点は浮き彫りになってきます。
ただ、問題点を浮き彫りにすればよいわけではなく、その問題点を組織の課題としてとらえて課題解決に取り組むことが情報システム導入の目的になっています。
しかし、多くの組織はその課題解決の部分までたどり着けません。
情報システムが導入される前から、
- 問題を表面化させないような力が組織で働く
- 問題を見つけても見なかったことにする
- 問題を指摘した社員が問題解決の責任を負う
のような空気感が組織にある場合には『見える化』をしてもほとんど効果が無いと言ってもよいのではないかと思います。
組織によっては、問題が表面化することでモチベーションが落ちることすらあります。
問題が出てきた場合に、それを課題としてとらえて改善行動をする健全な組織を作ってから『見える化』していかないと様々な問題が山積する結果となるのが情報システムです。
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