クラウド的エコ発想で実現する低炭素社会
前回書いた講演で考えたことですが、.....。
世の中、よく見てみると、実は結構ムダがあります。
例えば、あまり使っていない自家用車。
私の場合、月に1-2回、年間3000Km程度しか走っていませんでした。そこで今年の年初に車を売りました。
現在車がない生活に入って9ヶ月目ですが、全く不自由していません。一回だけ旅行に行くために1泊2日でレンターカーを17,000円で借りました。
ちなみに借りたのはホンダのフィットでしたが、川崎から箱根までの往復ガソリン代2000円でした。新型なので、10年前の私の車(2リッター)と比べてもすごくよくキビキビと走るし、燃費は半分以下だし、室内も結構広いし、格段に進歩していることを実感しました。
「車を高頻度で使いたい」という方のために、最近はカーシェアリングが流行っています。
マンションなどである程度以上の数の世帯が集まると、車を時間貸しで共用する仕組みです。
ケータイなどで予約し、個人認証をすることで車が使えるようになります。
車の利用率は劇的に向上するので、世の中のムダは大きく省けます。当然ですが、最新型の車に乗れるので最新技術の恩恵にあずかれます。
このような、シェアリングでムダを省くという発想、最近普及しつつあるように思います。
考えてみると、クラウドも、このエコ的な発想で大きくムダを省いています。
具体的には、「仮想化」「標準化」「自動化」等の技術的要素で、IT資源を大規模に共有することで、個々にIT資源を持つムダを省くことができます。
この「大規模に共有することで、個々に持つ場合と比べて大きくムダを省く」というクラウド的エコな発想、最新技術を活用すれば、様々な分野で実現することが可能だと思います。
「モッタイナイ」という世界に誇るべき文化を持っている日本こそ、知恵を出し合って色々な方法を考えて、世界に発信していくことが可能なのではないでしょうか?