佐世保スポーツクラブの銃乱射事件と、ルネサンス社長の初動対応
昨日12月14日、長崎県佐世保市のスポーツクラブ「ルネサンス佐世保」で銃乱射事件がありました。
私はこの夜、知り合いの合唱団の演奏会から帰宅し、午後10時にテレビをつけたところ、ルネサンスの斎藤社長が記者会見している映像が流れていました。
斎藤社長は、以前参加していた月例勉強会でご一緒させていただきました。非常に穏やかで自然体の方です。
記者会見で斎藤社長は、普段と変わらない穏やかな感じで、とは言え、やや緊張した面持ちで、記者会見を行い、事件の事細かな状況までご自身の言葉で説明されていらっしゃいました。
ルネサンスは、約100施設を日本全国に展開しており、斎藤社長は全てを統括しておられます。
考えてみると、事件発生が、14日午後7時15分。
斎藤社長の記者会見開始が、同日午後9時30分。
事件発生から記者会見まで、2時間15分しかありません。
斎藤社長は、このわずか2時間15分で、突然この全く想定できなかった事件を知らされ、部下を招集し、事件現場の詳しい状況、経緯、間取り、被害者の状態等、その時点で分かる全てを把握した上で、記者会見をマスコミ各社に通知し、ご自身の言葉で記者会見の臨まれたことになります。
考えてみたら、これは凄いことですね。
予め緊急事態の対応を決める、といったオペレーション面だけでなく、高い企業文化や従業員の方々のモラルと、何よりも斎藤社長の的確な判断と強いリーダーシップがあってこそ、これだけの素早い初動対応が可能なのではないか、と思った次第です。
ルネサンスのホームページには当日には斎藤社長の名前で、「スポーツクラブ ルネサンス 佐世保における事件について」という告知が掲載されています。
このようなトラブルの際に、初動対応によって社会全体に与える企業の印象は、非常に大きいものがあります。
偽装事件等の不祥事で、企業トップが見苦しい対応を繰り返していたこの時期、ルネサンス斎藤社長のリーダーシップは、素晴らしいですね。
あの2ちゃんねる等でも、「この社長、すごい」という書き込みが多く見られました。
事件で亡くなられた2名の被害者の方々にはお悔やみ申し上げるとともに、けがをされた方々のご回復をお祈りしております。
また、現場で必死になって対応にあたっておられるルネサンスの方々も、応援しております。