私達のメディア・リテラシーは進化している?
私は子供の頃、木曜スペシャル等でやっていた「宇宙人は存在する」とか「超能力者特集」といった類の番組が大好きでした。今はさすがに見なくなりましたが。
ユリ・ゲラー来日の時も、壊れた時計を持ってテレビの前でじっと番組を見ていたクチです。(^^;
なぜこんなことを書いているかというと、「超能力番組を見るときの心得とは」という書評記事を見て、昔の頃を思い出したためです。
この記事によると、超能力番組を見る際の六つの心得があるそうです。
---(以下、引用)---
1.超能力番組は録画して重要なシーンは繰り替えし見よ。
2.超能力番組は疑いの心を持って見よ。
3.超能力番組は思いこみを捨てて見よ。
4.ナレーションやテロップ(字幕)にまどわされるな。
5.テレビにはすべてが映っているわけではないことを忘れるな。
6.テレビ局は超能力者の味方だと考えよ。---(以下、引用)---
ううむ、マーケティング等を行う際にも、ある意味、メタファーとして参考になりそうなポイントですね。ネット全盛時代だからこそ、重要な指摘と思います。
著者は「そんな番組を作るな」とは言っているのではなく、「正しい懐疑の目で番組を見よう」と語りかけているそうです。
他人同士で簡単に情報のやり取りができる時代だからこそ、情報の真偽を自ら判断できるメディア・リテラシーが、ますます重要になってきているということですね。
そう言えば、アルビン・トフラーが「第三の波」を書いた80年代、トフラーはテレビ番組の中で、たしか未来の子供達に必要な能力として「メディアの理解」を挙げていたように記憶しています。
確かに、最近の子供は、メディアで流される情報をそれなりに理解している人も多いように思います。
昔の私のように、「宇宙人は存在する!」とか「超能力者特集」といった番組には素直に反応しなくなった、ということでしょうか?