買収後の記者会見

2月26日帝国ホテルにおいてSAPとBusiness　Objects（以下BOBJ)の日本法人の記者会見が行われました。

買収によって、100％の株をSAPは取得します。（26日現在ほぼ100%に近い）100%取得ということはBOBJのフランスとNasdaqの上場は廃止されます。実際に2月上旬でNasdaqの株取引は中止されています。この業界としては非常に珍しく、子会社としてBOBJを存続させることをSAPは選択しました。

BOBJは独立した会社としてSAPだけではなく、OracleやIBM、Microsoftなどの様々なデータを扱ってきました。そのよさを今後も残すためにあえて選択をいたしました。

2007年はBIの大手がすべて買収されました。Hyperion, Cognos　そしてBOBJ。今後の動向がますます面白くなってきています。各社が2008年はBIに注力することを表明しており、BIマーケットの注力など含めて面白い年になりそうです。

2008年はすでに2ヶ月過ぎており、CognosのIBMへの取り込みも始まるでしょう。

SAPの独立した子会社としてのBOBJは、独立した会社として今後もサポートすると同時にSAPの既存顧客へのアプローチを開始し、お客様へのよりよいサービスを展開していくことになります。