不二家問題
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また、ブランドを傷つける行為が起きてしまいました。
品質管理のずさんさもさることならが、マーケティングに携わるものとして考えなければいけないのは、広報対応だと感じています。
事実を事実としてきちんと伝えること。伝えないことがばれたときのデメリットははかりしれないことは同じ業界の雪印でも実証済み。会社までなくなっては、何を隠す努力をしたのか、すべてが無に帰す。というよりは、マイナスになってしまうと思います。
よく言いますが、信頼を築くのは一筋縄ではいきませんが、失うのは一瞬です。
充電池の問題もそうです。補償、補填をする体力があったとしても、失われたブランド価値は計り知れない。再構築するにはどれくらいの費用と、時間がかかるか、気が遠くなる思いがします。
包み隠さず事実を公表できる体制、企業文化の醸成と同時に、企業の内部をきちんと(オブラートに包むことなく)把握することが、不二家に限らず、求められているのだと思います。
広報の毅然とした社内に対する体制、意識の向上をはかり、経営陣は、保身を考えたり、自分勝手な思い込みだけで、事実を包み込むのではなく、広報の位置づけを独立させたものとして、尊重する必要があるでしょう。
日々に自分の胸に手を当てて、正しいことをしているかどうかを、判断のよりどころとして考え続けることを習慣づけ、まさかのときに対応できる鍛錬を積む必要があると思います。
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