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Top営業も成績上がらない営業も実は“紙一重” どうやったら埋まるかを綴ります。

(020)消せるボールペン型新入社員気質に営業リーダーはどうマネージメントしますか?

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間もなく新入社員研修が始まります。(小売業などは一足早く入社式が終わり研修が始まってます)

今回020話では毎年新入社員の特徴を物などに例えている「日本生産性本部」が3月24日、
平成27年度の新入社員について、柔軟性を持つが、厳しい指導には耐性が低い傾向にあるとして「消せるボールペン型」と名付けた、、、ことに触れます。

 同本部は今春の新入社員について、現役生なら東日本大震災直後に大学に入学しており、ボランティアなど状況の変化に対応してきた世代と分析。「見かけはありきたりなボールペンだが、機能は大きく異なっている」とした。
 一方、消せるボールペンは高温下で文字が消えることになぞらえ、上司が熱血指導すると、個性を失い、離職する危険性をはらんでいると指摘。同本部は「若いうちは何度も書き直しができると思い、チャレンジしてほしい」。と指摘してます。

大分昔の話ではありますが、
営業の神様と言われたアサヒビール7代目社長でビール業界No1に導いた当時相談役瀬戸雄三さんが2003年9月29日号のプレジデントで言われた以下の言葉が、消せるボールペン型新入社員を部下に持つマネージャーへの素晴らしいメッセージだと思います。

命令したり、怒ったり、褒めたりする事だけが営業幹部の仕事だと勘違いしてはいないか
肝心なのは、部下が働きやすいような「舞台」をいかに作るか!!ということである。                        

部下の気力を湧き立たせるような環境をいかに整えるか!!それが営業幹部にとって最大の仕事である

人間の能力は無限でしかも、人ひとりの人間が持っている能力に大きな差はない。ゆえに、人が能力を発揮するか否かは、ひとえに演出家であるリーダーの手腕にかかっているのである、、、と。

筆者は瀬戸さんの言葉をバイブルとして今でもファイルしているくらいこの言葉に共鳴しました。
何と12年経って時代環境が大きく変わった今こそ瀬戸雄三さんの教えが使えると思うのですが如何でしょうか?

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001話で、"やらされている"から⇒心が踊って"自らの意思でやる"に変わる環境造りと場の提供が一番の原点ではないか?と書きました。
瀬戸さんが言われるように演出家であるリーダーの手腕だと思います。

012話で"親方が修行する時代"と書きました。

営業リーダーの皆さん、楽しんでください、実にやり甲斐のある仕事じゃないですか!!

アサヒビールを業界Topに躍進させた営業の神様瀬戸雄三さんに学びましょう。

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