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プログラミングでメシが食えるか!?

事業の将来像のつづき

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昨日「事業の将来像」という、どちらかというと自分たち向けのようなブログを書きましたが、大きなレベルでの話だけしか書いていませんでしたので、もう少し具体的な内容も書いておきます。これまた自分たち向けのような感じになりそうですが。

当社ではIT関連事業の他に、ゴルフ練習場向けシステムの開発販売事業、プリント基板設計事業を行っています。現在はIT関連とゴルフ練習場向けシステム関連の事業規模が大きいのですが、私が入社した頃はプリント基板設計関連が最も大きかったのでした。当社は1977年創業ですので、すでに37年事業を続けており、この間に中核となる事業は世の中の変化や社員構成の変化と共に変わってきています。ソフトウエアの受託開発が中核となっていた時期もありましたし、最近は製品開発販売が中核と移り変わってきました。

IT関連とゴルフ練習場向け関連は共通点も多く、特にソフトウェアに関しては同じメンバー達で対応するように途中から変化しましたので、あわせて「製品開発販売事業」と考えています。私が今後に向けて最も力を注いでいるのがこの事業です。

ゴルフ練習場向けシステムは当社の柱となる製品です。同様にIT関連製品でもProDHCPやIntraGuardian2などの製品が柱として育ってきました。製品は受託開発と異なり、実績と信用がとても重視されるものです。世の中でたったひとつしか実現できていない製品であれば他の選択肢がないので、実績も信用もなくても売れるかもしれませんが、多くの製品は似たようなものがあり、それぞれが特徴を競い合うことがほとんどです。その中でも(特に日本では)実績と信用が重視されます。IT関連製品でも実績と信用を築き上げてきて結果が出始めています。

しかし、まだまだだと考えています。例えば、ProDHCPを採用いただき、構築に立ち会った際にSIerさんから「ProDHCPをもっと早く知っていればこれまでの案件でも使ったのに」と言われたように、そもそも認知度も低く、せっかくの実績もまだまだ活かせていないのです。さらに、それらの実績を背景により付加価値の高い製品のアイディアもいくつもあるのに、忙しさから進められていない問題もあります。

下請け仕事から抜け出せないで苦しんでいる企業もある中で、当社は既に実績も出せている状態にもかかわらず、それを活かし切れていないもどかしい状態なのです。

当社はメンバー達の技術力・仕事力も高く、現状はその半分も活かし切れていない状態だと考えています。これまで過去のしがらみからの脱皮で苦しみましたが、それもほぼ抜けられた今、ようやく将来に向けた行動に集中できる状態ということで、盛り上がっていかねばなりません!

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