書評:「ドラッカーさんに教わったIT技術者が変わる50の習慣」
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長いお付き合いの秀和システムの編集さんから新刊の「ドラッカーさんに教わったIT技術者が変わる50の習慣」をいただきました。
帯に「技術だけでは認められない」とあり、項目も、
・仕事に楽しみを見出す
・強みにフォーカスする
・まず人の話を聴くという姿勢であたる
という感じに、「そのとおりだ!」という内容ばかりなのですが・・・久しぶりに「私にとっては」とても読むのが辛いタイプの本でした。いただいてこう書くのはどうかとも思ったのですが。。
内容やテーマはとても良いのですが、説明がとても長くて、しかも堅苦しいのと、あまりにまじめすぎるのです。理論的に理解していきたいタイプの人にはとても良いのかもしれませんが、私みたいに感覚的にいくタイプには読み進めるのが辛いタイプの本だと感じました。
とはいえ、本は平均を狙うより、ターゲットが明確な方が良いと思いますので、私みたいなタイプがこれだけ辛いということは、逆のタイプの人にはたまらない感じという可能性も高いとも言えるでしょう。
肝心の「ドラッカーさん」ですが、要所要所で引用的に出てくる感じで、説明の後押し的な感じですので、本の名前ほどドラッカーがメインという感じでは無く、あくまでも「IT技術者ならこうなろう」というテーマです。エンジニアとしての内容からマネージメント・リーダーシップの内容まで盛りだくさんです。これからIT業界で頑張ろう、という人や、中堅の方にも良いと思います。私みたいにスレたひねくれ者には向かないかもしれません。
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