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プログラミングでメシが食えるか!?

文章は、書きたいと思うことならいくらでも書けるもの

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今日は出版社の方とのミーティングをしてきました。実は2年近く前から次の執筆の企画があるのですが、私が忙しいのと、精神的に書けるような状態でない(?)ので、いまだほとんど進まず、あらためてディスカッションしましょう、ということで。このディスカッション自体も少々お待たせしてしまったのですが。。

著書を書く際にはいろいろなスタイルがあり、出版社によっても編集者によっても変わってきますし、おそらく著者によっても変えていることでしょう。私の場合は大抵、自分が書きたいことを書いて欲しい、というスタイルです。これは楽なように見えて結構大変で、書きたいことというのは実は結構時と共に変わってしまうのです。そのため、企画を決めて、すぐに書けば良いのですが、忙しくてモタモタしていると、書きたい気分が変わってしまうのです。

2年も経つと、私自身の仕事の内容も立ち位置も実に激しく変化しているもので、書きたい内容もだいぶ変わってしまいます。そこでまたあらためてディスカッションしながら方向性を考える、ということで、まあ、編集の方にとってはいい迷惑ですね。。

テーマを細かく指定される方が書きやすい面もあるのですが、実際に書き始めてみると、気分が乗らない内容ほどなかなか筆が進まないもので、できあがった後も、本当に書きたい内容とは明らかに文章の主張の強さや勢いが違うものになります。そういう意味からも、書きたい内容を書ける方が楽で幸せなのですが、なかなか難しいものなのです。

さて、そんな私でも基本的に1日1つ書いているこのブログですが、このブログを書き続けられるのは、「毎日その日のその時点で書きたいことを書く」というスタイルだからです。気分が乗らないときにはその通りのグタッとした内容を書きますし、何かに頭にきているときには説教臭い愚痴っぽい内容を書きます。書きたいことを書くので、基本的に書くのに必要な時間は15分〜20分です。一番多いのは、帰りの特急電車の中で書くパターンで、大抵、高田馬場〜所沢で書き終えます。20分でこの分量を書くのはすごいという人もいますが、書きたいことを書くのなら簡単なことです。しかも校正は基本的にしません。あとで気が向いたときに読み直して誤字などに気がついたら直す程度です。

そんな内容に価値があるのか!?という気もするのですが、月間ブロガーランキングではだいたい10位以内に入っています(記事ごとのランキングではほとんどランクインしないのも特徴!?)ので、それなりに読者はいるのでしょう。自分でDDOS攻撃ツールを作ってアクセス数を増やしたりはしていませんので。

先日、サイクリング仲間のTさんと乗鞍の帰りに車の中で雑談していたときに、「そういえば、小俣さんのブログをたまに読んでいる知り合いから、『最近、辛いとか、大変だ、とかいう話題が多い感じだけど、どうなの?』と言われたよ」と。。その日その日で書きたいことを書くので、まあ、その通りなわけですが・・・。でも、私は格好良いことばかり書くのはおかしいと勝手に思っています。ビジネスで成功した人でも、実は泥臭くて苦しい部分もたくさんあるものです。そういう部分を見せずに成功したところだけを取り上げている記事などがたくさんあると感じていて、それはそれで成功のヒントなのかもしれませんが、本当の難しさや苦しさを知らずに、安易に真似をしようとする人がいたら大変なことになるとも思っています。

まあ、そんなもっともらしい言い訳をしながら、このブログはこのまま、日々私が勝手なことを書いて、自分のストレス発散にも役立てて、続けていくだけのことなのでした。。

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