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プログラミングでメシが食えるか!?

メール添付ファイルの剥ぎ取りシステム

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先月の記事で「メールデータを加工してやりたかったこと」というのを書いたのですが、あまりにも技術的な内容で、しかも、すでにリリースしているATGatewayの製品紹介ページも、そのクラウド版のページ(ATGateway on Cloud)も、文字ばかりでわかりにくいので、今度やりたい内容を図にしてみました。

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図にするとイメージしやすいですね!?ATGatewayとファイルサーバは1台で構成することももちろん可能です。

要するに、社内・社外からの、添付ファイル付きメールを、ATGatewayが添付ファイルだけ剥ぎ取り、ファイルサーバに格納し、メール本分にファイルのダウンロード用のURLを挿入して受信者に送信し、添付ファイルはWEB経由でダウンロードする、という仕組みです。

この図ではファイルサーバはWEBサーバとなっていますが、実はSambaでもWebDAVでも、あるいはFTPでも構成できます。

従来のメール添付ファイル関連の製品は、送信する立場での製品が多く、送信履歴や、暗号化のチェック、あるいは上長の許可など、情報セキュリティ対策をターゲットにしたものがほとんどでした。ATGatewayもそういう用途をターゲットにしていました。

今回作っているのは、受信メールを対象にします。

・多数のCCがついた状態で添付ファイルつきメールが届くと、あまり関係がない人も添付ファイルデータをローカルに保持することになり、ハードディスク容量の問題や、PC持ち出しによる紛失などの心配が増えます。本当に必要な人だけがダウンロードするようにできます。

・誰がダウンロードしてローカルに保持しているかを、ダウンロード履歴から把握することができます。

・メール受信が軽くなり、モバイルでも快適になります。

・その他、本分も履歴データとして残しておいたり、あるいはファイルサーバから定期的にデータのバックアップを取るなど、様々な応用が考えられます。

・ファイルサーバはイントラ向けなので、暗号化・ログイン管理などをそれほど厳しくしないで、使いやすい運用が可能です。

というように、なかなか使いやすそうなシステムになりそうです。構成としても、既存のメールサーバからATGatewayにすでに先月から私のアカウント宛のメールはこのシステムのプロトタイプに分岐させていて、動きや使い心地を検討しているところです。

Atgdesk
※とりあえずSambaをファイルサーバに使っている状態です。

導入は、外部からのメールをATGatewayで受け付けるようにし、既存のメールサーバに添付ファイルを剥ぎ取った後のメールを送信するというように、プロキシを挿入するような感じで設置できるので、それほど大きな構成変更は不要ですし、万が一ATGatewayを一時的に外したい場合にも、外部からのメールの受け口を既存のメールサーバに戻すだけで対応できます。

新製品と騒ぐほど技術的に目新しいこともないので、ブログに平気で書いていますが、もし、「もっとこうすれば良さそう」「こんな使い方もできるのでは?」など、面白いアイディアがあれば、是非製品化に組み込んでいきたいと考えています。ターゲットは「イントラ向けに、シンプルで簡単で使いやすいもの」と考えていますので、セキュリティ対策向けの機能は高価な既存の製品に任せ、こちらはわかりやすい製品あるいはサービスにしたいと考えています!

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