ブログの効果・価値
9月度のブロガーランキングで10位になったようです。昨年オルタナティブ・ブログで書き始めた頃は、いつになったらトップ30に入れることやら、と思っていましたが、ほぼ毎日書いていると30位以内には割と簡単に入れることができました。
もっとも、私の場合、流行ネタを書くのは苦手で、PVを稼ぐような記事はほとんどなく、1本あたりのランキングではほとんど上位には入っていませんので、単にほぼ毎日マメに書いている成果としてこのくらいのランキングになっていると思っています。BlackBerryBoldとiPhone関連くらいしかキーワード的に人気のものはないもので。。
それはそうと、何度も書いていますが、ブログが仕事で役立つことは非常に多いのです。
・ブログがきっかけで製品の問い合わせをいただく
実際にお客さんに伺っただけでも数件は、最初のきっかけがブログだった、というものがあります。同じような内容は会社WEBサイトにも出ているはずですが、やはり検索で上位に出やすいのはオルタナティブ・ブログのような有名サイトなのかな、と感じています。
・ブログが自社の仕事の背景まで伝えてくれる
会社WEBサイトは表面的なことしか書けない場合が多く、その点ブログは個人的な思い入れなども書けます。お客さんはスペックなどももちろん知りたいのですが、「実はどうなのよ?」ということも知りたいものです。口コミが効果的なのですが、同様に効果があるのが、社員ブログでの裏話なのです。
・自分を知ってもらえる
はじめてお会いする方でも、同じ業界の人ですと大体同じようなキーワードで検索していたりするもので、無意識にブログも目にしてくれていることは結構多いものです。名刺をお渡しした時に「あれ?どこかで見たお名前ですね・・・」と言っていただける確立はかなり高く、さらに「ブログ読んでますよ!」と言ってもらえることも結構多いものです。自己紹介をしなくても、ほとんどのことを知っておいてもらえるので話が早いのです。
・仲間が増える
オルタナティブ・ブログは毎月ブロガーミーティングがあり、リアルにブロガーと交流が楽しめます。もちろんお会いしていない間柄でもコメントのやりとりで知り合えます。実名と写真を出してブログを書こうという、同じような意志を持った方々と知り合えることは非常に刺激的ですし、実際に仕事の相談をしたりすることもたくさんあります。オルタナティブ・ブロガーの質の高さはすばらしく、そのすばらしい場に誘いたい知り合いにもどんどん声をかけているくらいです。
・情報発信のチャンスが増える
単にブログを書いているだけでも発信できていますが、オルタナティブ・ブログの場合、アイティメディアさんと連動しているので、アイティメディアさんの企画記事などの執筆にお声をかけていただけるチャンスもあります。私も、
・ドジっ娘リーダー奮闘記
・小俣光之のコーディング天国
このような記事を書かせていただきましたし、
・市場価値の高い言語はどれだ?
少しだけですがコメントさせていただきました。ほかにも、
・プロジェクトリーダーのためのスキルとキャリア
講演の機会もいただきました。
その他、ブログを書くこと自体で自分自身のトレーニングになると言うことは他のブロガーの皆様も口を揃えて言っていることです。
私の場合著書を8冊書いてきましたが、著書の効果も確かに大きかったものの、横の広がりは断然ブログでしょう。ブログがきっかけで著書を執筆される方もどんどん登場していますが、おそらくその順序の方がスムーズだろうと思っています。
今の時代、お客さんは表面的な「スペック」とか「サービス」のデータで選択はしなくなってきています。どこでも同じようなものが得られるのであれば、自分に対して付加価値を与えてくれるところを探すのです。それは、「この人と相談してみたい」とか、「この人ならこのへんに詳しそうだから」ということもありますし、「こういう背景を持った製品なら」「この人がやっているサービスなら」ということもあります。ブログ記事をいくつか読めば、その人の考え方とか生き様が、それなりにはっきりと伝わってくるものです。もちろん人によって好みがありますから、ブログを読んだら嫌われた、ということもあるでしょう。しかし、万人受けする書き方をしても、深く理解してもらえませんし、書いていて楽しくないので長続きしないと思います。やはり自分を素直に表現してこそ価値があるのがブログだと思います。