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P2P動画共有が変えるTVコマーシャル業界

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ITの起業家たちのDNAはとどまるところを知らない。
さらに、巨額のビジネスをバイアウトし、潤沢な資金をもったベンチャーほど、手に負えないものはないだろう。

SkypeやKazaaを成功させたヤヌス・フリスは、今度はインターネット上の映像ビジネスに参入する。コードネームは「Venice」。
今はそれだけしか明確になっていない。

Skype創設者の次の挑戦「Veniceプロジェクト」とは?
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0610/27/news050.html

しかし、SkypeやKazaaを舞台骨でささえたP2P技術による動画共有ビジネスであるということは誰もが容易に想像できる。

YouTubeなどで市場が形成されはじめた動画共有に今度は広告がいかに展開されるかが一番の話題となることだろう。さらに、P2P技術によってテレビ仕様、いやハイビジョン仕様の高精細な動画が共有され、個人の登録したプロファイルによってコマーシャルを挿入したりできるとするとすばらしい。

すでにYouTubeでも、Teddy-G氏
http://teddy-g.cocolog-nifty.com/blog/2006/04/youtubeamazon_cad7.html

がYouTubeの動画をブログに貼ってAmazonアフィリエイトできBookmarkletを公開している。YouTubeのタグを使って、Amazonのデータベースとマッチングさせるというギミックもおりこんだので、展開がおもしろくなってきている。

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