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映画「ターミネイター4」における、Twitterプロモーション戦略

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2009年06月04日(木)東京・豊洲で、映画「ターミネイター4」のジャパンプレミアが開催された。監督のマック・Gを初め、主演のクリスチャン・ベイル(ジョン・コナー役)、アントン・イェルチン(カイル・リース役)、ムーン・ブラッドグッド(ブレア役)、ブライス・ダラス・ハワード(ケイト・コナー役)がレッドカーペットを飾る。
プロデューサーチームも多数参加。ハリウッドのアジア系プロデューサーの顔も多く見られた。

左から、ターミネイター、マックG監督、ブライス・ダラス・ハワード、ムーン・ブラッドグッド、アントン・イェルチン、クリスチャン・ベイル


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『ターミネーター4』
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
2009年06月13日(土) ピカデリー1他全国ロードショー
2009年06月05日(金)、06日(土)、07日(日)先行上映決定!!

メイン.jpg

レッドカーペットの取材は、エンタメサイトにおまかせしておきたいが、
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/cinema/topics/20090605et06.htm

メディアビジネスで、注目したいのが、Twitterによるデジタルプロモーションだ。

ソニーピクチャーズエンターテインメントは、今回、Twitterによるレジスタンス活動を開始した。

Twitterで、映画さながらにレジスタンス(ターミネイターの映画の中にでてくるマシーンに対する人類の抵抗軍のこと)を集結するメッセージをTwitterで呼びかけている。現在も進行形だ。

resistance_jp

http://twitter.com/resistance_jp

IMG_0002.PNG

これは、ジャパンプレミアムの開催時だが、現在の先行ロードショー直前はこんな感じだ。

注目したいのが、新たなレジスタンスの登録(フォロワー)を映画の雰囲気で、他のフォロワーに向けて紹介(Twitteでつぶやいている)している点だ。

これで、新しい参加者へコメントしたり、その状況を、自分のTwitterで、ReTweet (RT:再つぶやきの意味)することができる。時間軸で進行しているイベントなどでは、その機能はとても有効な手段かもしれない。

新たなメンバーをフォローするか、スルーするかは、その人のつぶやきのログを見て判断すればいいので、非常にわかりやすい。

これは、Twitterのコミュニティをうまく、映画の世界観とあわせた戦略だといえよう。

マニアやファンにとっては、イベントの詳細が手に取るように把握することができる。

いや、それだけではなく、よりたくさんの情報を持っているファンと直にコミュニケーションすることを可能とする。

新宿には、「森下悠里」がやってくることや、道頓堀の戎橋南側でも盛り上がりが見せるなど、日本全体のキャンペーンをリアルタイムに携帯電話やiPhoneなどで確認でき、リンクで写真や動画などが確認できる。

企業がプロモーションを、このように展開しはじめると、4つの現象が起こりうるだろう。

Twitteプロモーションの4つの特徴。

1.大規模キャンペーンとTwitterの連動

 Twitterにかかるメディア費用は限りなくゼロだ。ほとんどが企画運営の人件費のみ。

2.商品、サービスに興味のあるTwitterユーザーにリアルタイムに一斉に情報を提供できる。

 自前のプラットフォームをつくることなく、顧客や潜在顧客にコミュニケーションが可能だ。

3.全世界からのフォロワーからの情報の再収集。

 特にこのような場合、@resistance_jp だけで情報が集まる。

4.手間ひまかかるコミュニティサイト運営を、情報発信型で完結しやすい。

 これが企業にとっては、一番の利点かもしれない。


「約2週間前から今回の企画を発表し、このジャパンプレミアのイベントのために、6月18日より、つぶやきを開始しはじめました。Twitterは以前から使ってみたいと考えており、今回は映画とデジタルのプロモーションの世界観やファン層とも一致したこともあり、チャレンジしてみました。フォロワーが実際についてくれるかどうか、最初は半信半疑でしたが、期待以上の効果を実感しております。また、ターミネイターやジャパンプレミアへの期待の声が多く、寄せられました。まだまだ、手探りですが、プロモーションの方向性と合えばまたチャレンジしてみたいと考えています。実際のスタッフは4名です」

インタビューに応じていただいた 株式会社 ソニーピクチャーズエンターテインメント

映画マーケティング部 デジタル室 小倉正樹室長


ジャパンプレミア会場は、このように参加者はすべて、スカイネットのターミネイターに占拠されてしまった。

ターミネイターのマスクをプレゼントされた参加者たちが、記念撮影に参加する。このようなイベント参加のモチベーションは重要だ。

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http://www.flickr.com/photos/kanda/3596934579/sizes/o/


ターミネイター4 公式サイト
http://www.sonypictures.jp/movies/terminatorsalvation/

今さら聞けない映画『ターミネーター4』特集

ターミネイター4特集
http://event.yahoo.co.jp/t4/


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