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Nokia発表に思うWindows Phone 8に期待する3つの点(第27回)

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モバイルを愛していますか?モバイル情報ブロガーの伊藤浩一です。

Windows Phoneの次期バージョンであるWindows Phone 8搭載のスマートフォン新機種の発表がNokiaからありました。Lumia 920とLumia 820という機種です。特に、「Lumia 920」は、4.5インチ PureMotion HD+ ディスプレイ採用、スクリーンショット機能搭載、高速 LTE やワイヤレス (Qi) 充電対応と、Windows Phone 8搭載以外にも魅力がたっぷりな機種になっています。Windows Phone 8は、Nokia以外にも、サムソンから発表があり、今後、どんどん発表が続くと思われます。

Windows Phoneは、現在、Windows Phone 7.5を搭載したスマートフォンが販売されていますが、本国のアメリカのスマートフォン市場におけるモバイル基本ソフト(OS)のシェアは4%と言われています(米国の市場調査会社、ストラテジー・アナリティックスの調査)。また、日本においては、Windows Phoneは、auから発売されているIS12Tの1機種のみという寂しい状況になってしまっています。

Androidがシェアを伸ばし、iPhoneは次期新機種で話題沸騰、という状況の中、Windows Phone 8を搭載したNokiaのLumia 920とLumia 820は、残念ながら地味な印象でした。OSの機能は、既にマイクロソフトより発表済みだったり、サムソンが先にWindows Phone 8搭載機種を発表してしまったこともあるかもしれません。

こんな状況ではありますが、個人的にはWindows Phoneには非常に期待しています。私が期待する理由として、以下の3つの点があります。

一つ目は、Windows 8の存在です。Windows 8は、従来のスタートメニューを廃止し、Windows Phone 8のUIであるModern UI(旧Metro UI)を採用する、といった思い切った改革を実施します。画面タッチできるタブレット端末とノートPCの両方で使いやすいOSという新しい提案になっています。特にタブレットとキーボードが一体になっている新しいスタイルのPCが各社から発売される流れになっており、期待が高まります。Modern UIがパソコンに採用されることにより、Modern UIを既に搭載しているWindows Phone 8の注目度も高まると思われます。

二つ目は、Windows Phone 8の新機能への期待です。Windows Phone 7.5では、Modern UIのタイルサイズが固定でしたが、Windows Phone 8ではタイルサイズにバリエーションができます。解像度も大きくなり、ホーム画面に並ぶタイルの数も多くなり、使い勝手は上がると思われます。また、新機能として、スクリーンキャプチャ機能、外部ストレージ対応、ロックスクリーンカスタマイズなどが搭載される予定です。

三つ目は、日常使っていて気持ちが良いことです。こればかりは、ユーザーの方しかわかならない感覚ではあるのですが、アプリを立ち上げる必要なく、ピープルハブにさえアクセスすれば、自分と繋がりのあるユーザーの動きが、全て把握できてしまうオンラインコミュニケーションとしては最適な端末となっています。

そうは言っても、端末が発売されないことにはどうすることもできません。日本のスマートフォン市場にて、Windows Phone 8スマートフォンが発売されることを心待ちにしています。


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