新しいビジネスはインターネットで実験する

行き詰っている会社が沢山ある。売り上げが7割減で今にも倒産しそうな中小企業も多い。倒産するか、しないかのボーダーラインで生きている会社は、今までと違った何か新しいビジネスを捜し求めている。

ここでまったく経験がない分野に進出する会社は、99.9999%失敗する。その分野での経験、ノウハウ、時間、資金の面ですべて優位な立場で始めていないからだ。

上手く行くケースは、既存のビジネスの先を広げた分野で新規ビジネスに参入する会社だ。やる気、ちょっとした投資資金、知恵、そして、外部の支援があると失敗しても深刻な状態にならない。

実験ビジネスサイトがリトマス紙

ITビジネスのコンサルティング（顧問）をやりながらこの会社がやるべき事は、まず、実験ビジネスだと助言している。本格的に新しいビジネスを展開するには、それなりの投資資金、人材、時間がどうしても必要になる。

しかし、

実験ビジネスであれば、投資金額も人材も少なくてすむ。

ビジネスコンセプトがある程度固まっていれば、それをインターネットで実験すべきだ。今の市場は、現実の市場とインターネットの市場で構成されている。イ ンターネットでのビジネスコンセプトの実験は、ちょっとしたサイト構築費用と一人か二人で出来てしまう。当然、インターネットビジネスに経験がある顧問が 居ればなおさら良い。

実験期間は、半年から１年

実験期間をサイト公開から半年から１年とする。１年やってビジネスとして成り立つ兆しがなければビジネスコンセプトがだめだ。少なくとも半年で何らかの見通しが見えてくるはずだ。

これを現実の世界でやると初期投資金額、ビジネスの維持費、その他もろもろの費用が発生する。一度はじめるとそう簡単に撤退できない。

インターネットでは、撤退が簡単でそれに伴う経費は最小限に抑えることが出来る。最初から予算の上限を決めておけばよい。実験ビジネスであるのでこのビジネスコンセプトが良いか悪いかを見極めるだけだからだ。

サイト構築を外部ウエブ制作会社にお願いすると数百万以上かかる場合がある。サイトの運営も外部に依存するようなサイト作りであると運営費だけで予算オーバーかもしれない。

オープンソースCMSがお勧め

こんな時、お勧めなのはオープンソースのCMSでサイト構築をすることだ。最初の初期投資１００万円前後で出来てしまう。システム保守費用は多少かかるが負担になるほどの金額ではない。月数万円程度。

運 営者自身でサイトを自由にコントロールできる上に色々な機能が使える。外部のウエブ制作業者にお願いする手間隙もない。タイムリーな情報発信が出来る。 CMSサイトは、情報発信のコントロール権を外部業者から自分に取り戻すことが出来る。HTMLの専門的な知識も必要としない。

CMSサイトは、実験ビジネスに使うのに最適な仕組みをインターネットで提供してくれる。

顧問をしている会社には、オープンソースのCMSシステムをどのように使ったら実験ビジネスが少人数で出来るかを教えている。